『自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界』

 

タイトルは「女の子」と限定されておりますが

書かれている内容に心当たりのある

男性もわりといるんじゃないか思われる。

 

「学校」という枠組みが中心となる年頃から

同性「間」で上手くやれない子どもたちは

世界中にいるんだね〜、と同族意識を持てる本です。

 

多くの人間と「仲良く」なりたくはないが

最低限、波風は立てないようにするには

どう擬態すればいいんだろうか?

正直「同性」は好きじゃないんだけど。

(「異性」が好きなわけでもない)

 

みたいな思春期を送った側は素直にうなずけるとはいえ

上手くやれる側に対する「感想」が

悪辣に受け取れる内容ではありますが

定型は定型同士で連帯するほうが平和なので。

 

とはいえ「動物」に関する認識は

間違ってるんでは?と思うので

そのあたりはツッコミを入れております。

 

以下、感想です。

 

もっと見る

『西部戦線異状なし』

 

「この書は訴えでもなければ、告白でもないつもりだ。

ただ砲弾は逃れても、なお戦争によって破壊された、

ある時代を報告する試みにすぎないだろう。」

という有名な冒頭文に始まる、ドイツ戦争文学の傑作。

 

(日本国内で上映がまだない)Netflix版を

見る勇気はないので、小説を読むの巻。

 

以下、感想です。

 

もっと見る

梨木香歩作品集

 

梨木香歩作品群の電子書籍化を知り

そもそも作品集ってなんだ……?と内容を調べたら

紙の本を購入しておりました。

作品集は、次の2冊となります。

 

・『丹生都比売』

・『西の魔女が死んだ』

 

どちらも装丁が素敵なので

同じシリーズで続刊出るなら

買うのに!!(紅色の、りかさんとかどうでしょう?)

 

作者本人のあとがきが完璧なので

それで感想は終了させてもいいのですが

引用後に続けます。

 

 二十五年前、自分と、自分に似た資質の女性以外の、

誰にとって価値があるのだろうと、おどおどと見つめていたこの本を、

まいの祖母の年齢に近づいた今、もう一度静かに送り出したい。

 行ってらっしゃい。

 老若男女問わず、この本を必要としてくれる人びとに辿り着き、

人びとに寄り添い、力の及ぶ限り支え、励ましておいで。

 私たちは、大きな声を持たずとも、小さな声で語り合い、

伝えていくことができる。そのことを、ささやいておいで。

 

以下、感想です。

 

もっと見る

『ひかわきょうこ浪漫紀行』

 

大好きなひかわきょうこの

特集本がついに出ました!

 

こうして一気に作品を振り返ると

大御所の作家さんでありながら

ひとつの出版社で描き続けてきたというのは

結構レアケースで、一般モデルにはできないなあ……と。

 

原画展行った日に購入しているので

重複している内容があります。

 

以下、感想です。

 

もっと見る

『古生物食堂』

 

土屋健著。

 

古生物は美味しいのだろうか?

料理したらどんな味?を突き詰めた

料理本。近い生き物で調理も可能!

 

『絶滅酒場』とのコラボということで

黒丸さんがイラスト担当です。

 

私はこういう「線を減らした」絵大好き人間なので

絵にも満足しておりますが

もうちょっと描きこみ欲しい or 写真が良い方

向きではありません。

 

以下、感想です。

 

もっと見る