『猿の惑星/キングダム』

 

『猿の惑星』シリーズ最新作。

 

アンディ・サーキス演ずる

シーザーを主人公としたシリーズの

数百年後という続編にあたりますが

数世代を経た結果、シーザーたちの物語は

歪んでしまっており、知らなくても無問題。

むしろ知らないほうが楽しめそう(メンタル的に)。

 

一番最初の作品に寄せた「王国」の地形デザインや

エイプたちを含め生き物のCG、

人間文明が滅んだ先の世界観などは

見ごたえがあったのではないでしょうか?

 

英雄譚としての構成はとてもシンプルで

キャラクターも定型であったため

物語としての奥行きが広がっていくのは

続編企画次第といえましょう(三部作やるのか?)

 

アンディ・サーキス版が

大のお気に入りになった個体向きの

作品ではなかったな~と

前置きではやんわり表現にとどめますが

ほめるポイントは終わってますので

自分のための文章へと続けます。

(ノリはドハゴジや炎の王国の記事に近い)

 

私が素敵だな、美しいなと受け取ったものたちが

別媒体企画で、続編企画で、そぎおとされていくの

何回味わえばよいのだろう。

なるべく情報を得て回避に徹するのみですが

波長の合う受け手も作り手も貴重なのですよね。

 

歴史が正確に伝わらないのも

伝承が歪んでいくのも当然のことではありますが

伝わらなくとも残るものはある、という余韻すら

全てなくなった世界をまざまざと見せられたことで、

シーザーたちが守りたかった世界は

もうどこにもないんだなあ、寂しいなあ、と

泣きたい気分になりました。ファンには勧めない作品ですね。

 

以下、感想です。

 

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『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』

 

キャラクターは2D、怪獣は3Dであれば

制作側と視聴者の都合が

上手くかみあうのでしょうかね〜。

 

画面全体から漂うエヴァ色は

もう諦めたほうがいいんですかね……

(あの作家とは音の使い方が

完全に合わないので流派は絶滅してほしい)

 

基本的にほめてないです!

 

以下、感想です。

 

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『GAMERA -Rebirth-』

 

Netflix作品(配信はこちら)。

2023年のうちに視聴しました。

 

1989年夏、突如現れた人喰い怪獣たちと

戦うガメラ、4人の少年たちの物語。

 

ポリゴン人間作画はいつになっても

へたくそなんだよなあ……という

ところに目をつぶれば(条件同じ故)

正直東宝アニゴジよりは見所ありました。

 

とはいえ基本的にほめてないです!

 

以下、感想です。

 

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『ウルトラマンSTORY 0』

 

真船一雄の作品、全16巻。

 

『K2』が面白かったので

この作家さんの描く「ウルトラマン」は

どんな光に満ちたお話なんだろう?と読みました。

 

面白かったんですけど、やはり私は

正しくなくとも、怪獣=生き物視線を

入れてほしいほうの特撮好きなんだな。

人型に興味ないので宇宙人はどっちでもいい(爆)

 

以下、感想です。

 

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ファミリー劇場「ウルトラマン特集」

 

子ども向け番組の強い味方こと

ファミリー劇場にて『ウルトラマン』の

エピソード人気投票がありました。

サイトはこちら。再放送もあるらしい!

 

ベスト10を放送するよ!ということで

投票には参加していたのですが

放送日を忘れており(笑)途中から見ました。

 

第3話「科特隊出撃せよ」ネロンガ、

第9話「電光石火作戦」ガボラが投票対象外だったのは

時勢を受けてのこととは思いますが

(発電所と放射性物質狙う子だもんね)

納得の10本が選ばれておりました~。

 

初心者にお勧めしやすいエピソードぞろいともいう。

残り29本しかないけど!!

 

あと実相寺作品を編集した劇場版の感想も

同じ記事にまとめています。

 

旧作のお祭りは楽しいですね~。

以下、感想です。

 

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『ゴジラ×メカゴジラ』

 

手塚昌明監督の作品、2002年公開。

 

今年二十周年を迎える

ミレニアムシリーズのゴジラ映画です。

 

ちょっとパワーが足りないところはありますが

女性主人公を「人間」として描き

対抗悪役のゴジラ、味方兵器の機龍、

兵士だけでなく支える科学者や政治家たちも

魅力的に描かれているという点で

大好きなゴジラ映画のひとつです。

 

以下、感想です。

 

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