『ザ・クリエイター/創造者』

 

監督・ギャレス・エドワーズ、2023年公開。

 

大作映画から離れていた好きな作家による

出来の良いインディーズ映画、という

仕上がりの作品です。

 

正直SFとしては良く言えば王道、

悪く言えば手垢が付きまくっている路線で

わかりやすくアメリカVSアジア、

白人(名誉含む)VS有色人種、という

二項対立の中に、監督の日本趣味が盛られた結果。

 

狙いは分かるが提供される映像・やり取りが

危なっかしすぎる……(「日本人」にはちときつい)

でも特殊効果は見事、という

変な映画であった……アカデミー賞外れて

よかったかもしれないな〜。

 

そしてわんちゃんがわりと危ない目に

遭っているが当犬はけろっとしており

最後は無事、という変な絵(!)が入るのでした。

さすが津波から逃げ切らせた作家ではある……

 

以下、感想です。

 

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『猿の惑星/キングダム』

 

『猿の惑星』シリーズ最新作。

 

アンディ・サーキス演ずる

シーザーを主人公としたシリーズの

数百年後という続編にあたりますが

数世代を経た結果、シーザーたちの物語は

歪んでしまっており、知らなくても無問題。

むしろ知らないほうが楽しめそう(メンタル的に)。

 

一番最初の作品に寄せた「王国」の地形デザインや

エイプたちを含め生き物のCG、

人間文明が滅んだ先の世界観などは

見ごたえがあったのではないでしょうか?

 

英雄譚としての構成はとてもシンプルで

キャラクターも定型であったため

物語としての奥行きが広がっていくのは

続編企画次第といえましょう(三部作やるのか?)

 

アンディ・サーキス版が

大のお気に入りになった個体向きの

作品ではなかったな~と

前置きではやんわり表現にとどめますが

ほめるポイントは終わってますので

自分のための文章へと続けます。

(ノリはドハゴジや炎の王国の記事に近い)

 

私が素敵だな、美しいなと受け取ったものたちが

別媒体企画で、続編企画で、そぎおとされていくの

何回味わえばよいのだろう。

なるべく情報を得て回避に徹するのみですが

波長の合う受け手も作り手も貴重なのですよね。

 

歴史が正確に伝わらないのも

伝承が歪んでいくのも当然のことではありますが

伝わらなくとも残るものはある、という余韻すら

全てなくなった世界をまざまざと見せられたことで、

シーザーたちが守りたかった世界は

もうどこにもないんだなあ、寂しいなあ、と

泣きたい気分になりました。ファンには勧めない作品ですね。

 

以下、感想です。

 

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ドラマ版『続のんのんばあとオレ』

 

千草さんとの出会いから

数年経ったゲゲ少年は

また違うヒロインと出会うのでした。

 

配役はほぼ続行となっておりますが

ガキ大将さんの交代は残念だった!

前作のアニメパートが好評だったからか

初回からアクション作画が多いのが特徴です。

 

以下、感想です。

 

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ドラマ版『のんのんばあとオレ』

 

エッセイを元とはしていますが

新キャラ(ヒロインである)が投入されたり

全体的に「やわらかい」テイストの

お話に変更されているのであった〜。

 

その関係か、ゲゲ少年たちは

苗字から変更になっているのです。

この時期の実写とアニメの融合って楽しいな!

 

以下、感想です。

 

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