千草さんとの出会いから
数年経ったゲゲ少年は
また違うヒロインと出会うのでした。
配役はほぼ続行となっておりますが
ガキ大将さんの交代は残念だった!
前作のアニメパートが好評だったからか
初回からアクション作画が多いのが特徴です。
以下、感想です。
★第1回
ゲゲ少年の役者さんが
少し声変わりをしていて
みんな変化していくのだな~と
わかりやすいのが素敵です。
今回は人が長く住めない
おばけ屋敷での肝試しもあり
怖い妖怪ばかりでしたね。
(序盤にぬりかべもいたぞ!?)
カッパ(あだなです)がひよったところで
念書をあそこで書かせていれば
ゲゲ少年が「あいてなし」宣言されることも
なかったのだろうな~。
★第2回
ガキ軍団から仲間外れにされ
一人になったゲゲ少年が
妖怪に襲われたところで
ヒロイン・美和ちゃんが登場するのです。
お化け屋敷に越してきた怪しい一家の
かわいいお嬢さんですが
やがて「売られて」いくのだろう……
という予感がすでにひしひしと出ております。
彼女は怖いお化けとも
仲良くなれる逸材なので
作品が違えばゴーストポケモン
マスターになっていたに違いない←
★第3回
美和ちゃんは女の子の輪に入れないので
(人買いの商品という認識が広まっているのだろう)
ゲゲ少年と日々遊んですごすのである。
人の輪から外れた女の子は
不思議な力が強まって「守られて」いるのです。
ゲゲ少年まわりの妖怪たちにもすぐなじむのであった。
最後にガキ軍団のみんなが集まって
ゲゲ少年に大将をめぐる戦いを
始めてほしい(反乱だ!)と要求するのは
希望が見える展開でした。
★第4回
きれいな着物でおめかしした
美和ちゃん、確かに美少女!!なので
商品扱いしている側としては
粗末な服を着せてごまかしたいだろうな……
反乱軍のメンバーは戦に燃えているが
ゲゲ少年はちと考え方が違うため
あずきはかりの助言にて
和解を持ちかけつつ、決戦に向かう。
どちらがガキ大将として「支持」されているか
はっきりわかってしまったため
カッパは泣き出して逃亡するのは
切ない場面でした。いよいよクライマックスだ!
★第5回
神戸が近くだと思っていた美和ちゃんは
学校に行けることに喜んでいたのですが
ゲゲ少年との別れにショックを受ける。
売られていく身寄りのない女の子を
どう助けるのか、については
無力なゲゲ少年と一家ですが
美和ちゃんの心の救いにはなっていたんだよ。
最後は美和ちゃんのお母さんの魂の
呼びかけで、皆別れを決心するのですが
ここのアニメーションも美しい~、切ない~。
怖いお化けとも仲良くなれる彼女は
きっと「幸福」になれるであろう、
一方ゲゲ少年は絵描きの道を目指すのである、
というさわやかエンドにて物語は終わるのです。