イシコの作品、既刊2巻。
基礎画力がずば抜けている作家の手で
厳選された、少ない描線で
最大限の効果を発揮している絵柄が
素敵なのはもちろんのこと。
日々思索を繰り広げているであろう主人公、
無礼な発言と自覚したその瞬間に
謝罪の動作ができる成人男性、の描き方に
おやおや!?と読み進めましたが、
最新話まで選び抜かれた台詞で
進行するので、読んでいて安心なのでした。
与えられたものを、どう「世界」に返していけるのか、と
日々考えている誠実な生き方は、作中の台詞を借りるなら
《背筋が伸びるような思いがする》のですよね……
以下、感想です。