『スター・ウォーズ』新三部作

 

BShiで放送しておりましたので、あれこれと。

1には大変満足しております。

2と3は個々の場面はよいものがあるのですけど、

全体の流れは……と思ってしまいます。

なので後半は辛口です~(苦笑)

 

今日4を見て感じたのは、

旧三部作は伝統とかが寸断されてしまっているので

素人集団が奮闘する物語なのです。

だからおもしろいんだなぁ、荒い部分があっても。

新三部作に出てくるのは(一応)玄人集団なので

そこのあたりの詰めが甘かったのかなぁ……と。

 

※以下、追記※

余談ですが7年も前の記事なのに

感想がほぼ変わらなくて怖いです(爆)

でも表現が素直で、若い時の自分の文章はいいですね。

ちょっと反省しましょう。

 

 

☆エピソード1「ファントム・メナス」

公開はもう十年前ですか……記憶をさかのぼりますと

『スター・ウォーズ』の新作が出るんだよ!!

という大ニュースにわが家は大騒ぎとなり

英語サイトで情報をチェックしまくり

グッズを買いあさりという状態でしたね。

 

冒頭部分を映画館で見るのが初めてでしたから

きゃ~!!という状態になりましたし

あ!C-3POと同じ型のロボット!

オビ=ワンが若い!クワイ=ガンが素敵!

ごろんごろん(ドロイドカーのことです・汗)ときめく!

などと序盤からどきどきわくわくでしたねぇ。

この調子で書いていくと終わらないよ(笑)

1は大好きな場面が満載で大満足ですv v

 

1でもったいないのは、ダース・モールの退場ですよね。

(ショックでしたが、クワイ=ガンは仕方ない・泣)

新作でダース・ベイダーに匹敵する悪役を出すなんて

無理なんじゃないだろうかという不安が

彼を見て消し飛んだのに……

 

オビ=ワンは、戦闘中二度も師匠と引き離され

二度も落っこち、最後はライト・セイバーをなくすという

かっこ悪い場面ばかり披露している若い見習い青年なので

取り逃がすという展開もありだったのになぁ。

心の奥底で敵討ちを考えているから

アナキンの修行の肝心の部分がおろそかになるとかね。

 

その後悪役のグレードがどんどん下がっていって

しょんぼりした私です。

魅力的な悪役は、魅力的な作品には必須ですよね。

ふふふ、本日の総督は本当に素敵でした~。

悪役は散るときも潔く、かっこよく!!

デス・スターの爆発はあなたのための花火ですねv v

 

 

☆エピソード2「クローンの攻撃」

ジャンゴ・フェットかっこいい!!

カミーユの異星人のお姉さんが美人で素敵。

オビ=ワンが相手をした、かまきりかにさんは好き。

そしてヨーダは強かった……

好きな部分はこんな感じです。

 

2の衝撃はやはり

アナキンがアホキンになってる!!(泣)

につきるというか……

あの坊やがどうすればあのガキになるのか……

2と3の間は気にならないけど

1と2の間は気になります。彼に何があったのか(汗)

パルパティーンがちょくちょく干渉してたとは思うけど。

 

アナキンとパドメの関係は、もっと練ってほしかったです。

再会してすぐに恋愛モードになってるアナキン……目が点に。

騎士が守るべき女性に手を出しちゃいけないでしょう!!

オビ=ワンのように、彼女は大丈夫だ、と言って

守る義務を放棄するのもどうかと思いますが。

(まあ、十年前を知ってるからともとれますけど)

お前たち、本当に騎士なのか??

 

パドメさんもなぁ……

あの露出衣装で断り続けるのも無理がある。

きれいで素敵でしたけど、説得力がありません~。

背中は隠して!胸は強調しないで!

私が侍女ならケープとかショールを持ってかけよりたい!!

 

あの状況で断られ続けるアナキンは正直不憫です。

若いおのこだというのに(苦笑)

彼女がフォーマルな服装をしていて

「ぼくたちは友人だったのに、ずいぶん他人行儀だね」

「昔とは違うわ。あなたとの関係はビジネスですもの」

というほうが、今後の展開が気になったかも。

 

1で、年上女性ー年下男性の組み合わせだとわかったとき

これで大丈夫なのかな、と思ったのですが(設定上好みではあった)

一番よろしくないパターンにずるずるはまったというか。

この二人は五歳差でしたっけ?十歳差ではないですよね。

藤壺の宮と光源氏がいい例かな。

源氏が迫らないと、成り立たない関係ですよね。

十歳差だともう少しきぜんとした対応を取りやすいのですけど

五歳差は微妙です。パドメさんまだ二十代だしなぁ……

 

んで、ジェダイに恋愛が御法度というのはどうなんだろう??

修行中の身だと、さしつかえるというのはわかりますけど。

マスターになってからなら、かまわないんじゃないですか。

牧師さんの例とか考えても、大切な人を得ることで、

すべての人々への愛が深まることも、ありだと思うのです。

 

 

☆エピソード3「シスの復讐」

アナキンとオビ=ワンの造形は3がベスト。

レイア姫のお父さま、かっこいい!!

オビ=ワンが乗ってたとかげさんが、か・わ・い・い~v v

あの子は生き延びてるよねぇ、きっと……落っこちただけだし……

 

2で不安は加速しつつも、ちょっとは期待してみて

でもだめだったなぁ……の最たる例が

パドメさんがただの女性になっちゃったところですね。

政治家として活動していた部分は、DVDの特典を見ますと

ばっさり削られてましたし。

これは残しておいてほしかったなぁ……

結局3では嘆いてる場面しかなかったよ、気の毒に。

 

あれでは、ルークとレイアの母親が

アナキンにとって年上の女性で、元女王で元老院議員である

という設定が生かされていない……

(他にも3での扱いが気の毒な人物はいらっしゃいますが)

 

3の物語の全体でああいう立ち位置になってしまうのなら

幼なじみでアナキンに解放してもらった年下の奴隷少女

というほうがまだよかったかな……

初めから何も出来ないことがわかってるんだし。

ダース・サイドに対する、無力さを表現したかったとしても

間の2の出来がああいう具合なので、う~むという感じです。

 

やっぱり彼女は、友人や助言者としてつきあうのはいいんだけど

恋愛ではぎりぎりまで拒絶し続けるのがよかった気がする。

愛していても、相手を思って拒絶し続ける孤高の強さが

彼女にはふさわしいと思うし。

で、アナキンがいもしない男の存在を勘ぐって

恋愛とか才能の葛藤あたりにオビ=ワンをさらに絡めて

嫉妬の感情にとらわれて、ダーク・サイドに堕ちるとかかな。

オビ=ワンがパドメさんに恋愛感情を持つというのはありえないけど。

「彼女は大丈夫だ」発言のインパクトはでかいですよ(笑)

 

それじゃあ、ルークとレイアはいつ授かるの

という問題が残るのですが。最後の場面になって

パドメさんがそれまでの大人の立場を全部捨てて

一人の女性としてアナキンを取り戻そうとがんばるのだけど

それまでの経緯があるから全く信じてもらえなくて

修羅場になって懐妊するとかかな……??

中盤に設定しないと、赤ん坊は登場できないねぇ、う~ん。

 

……あんまりお子さま推薦の展開じゃないですけど

アナキンの四肢がオビ=ワンにぶったぎられて

改造手術を受けるという、ぐろい場面は映像化したんだしね。

あの場面はもうちょっと隠してほしかったですよ(汗)

 

オビ=ワンとダース・ベイダーの決闘は、火山地帯で行われて

その時ベイダーがやけどを負ってあの姿になったということは

ファンの間ではすでに知られていることなので

(5の公開後ではすでに公情報??当時の特集本で読んだような)

あの場面の映像化を待っていた方々は多いと思うんですけどね。

見ていて、そうか、ああいう過程だったのかぁ……ふっ、という状態に(汗)

 

オビ=ワン……道を誤った弟子は、心臓を一突きにするか

首をはねてあげてください。それが師の愛です。

あんな生殺し状態で放置すれば、当然恨まれるよな~。

とどめはさしてあげてくれ!!

ルークのライト・セイバーはああいう経緯だったのかと(汗)

 

オビ=ワンのかっこいい部分って

新三部作を通してどのくらいあったんだろう……

鍵となる台詞はけっこうあった気がするのですが

自分はよく落ちる、さらに命の剣をしょっちゅう落とす

アナキンを上手にしかれない(弟子はふてくされること多し)

強い女性とはいえパドメさんへの扱いがひどい、などなどの印象が強い(汗)

せっかく俳優がユアンさんだったのに。もったいない。

 

一番最後のオルデラーンと

タトウィーンの夕日の場面は美しかったですね。