『エクソシストを堕とせない』第60話

 

怠惰による魅力的な提案に対する

タイトルのつけ方で、語り手たる

「作者」への信頼が増える!(リンクはこちら

 

以下、感想です。

 

 

 

悪魔たちのほうが神父くんの

欲しい言葉や環境を知っている件については

過去を踏み続けている教会が

全面的に悪いので、彼が「夢」見てしまうのも

わからなくはないのである~。

 

イムリちゃんと世界を滅ぼすほうが

「幸せ」だろうなと一読者は

真面目に信じている状況なので

周りの人間たち本気でがんばって←

 

それにしても、この物語に登場するキャラクターたちは

最悪なことに、聖書が「史実」であるが故に

「地球生命体」への関心が全くないので

お前らとは組まない、と即答できる提案が多すぎ~。

 

嫉妬の魔王・リバイアサンが己の姿に自信がないの

「聖書の神」のせいだと思っているからな!

他神話ならもっと堂々とふるまえる属性だぞ!!

(でっかくて強いメス、って個人的に最強に好みなのだが)

 

あの手の終わることのない、永遠の理想の世界は

きれいな方向だと『スタートレック』、

ゆがんだ方向だと『魔法少女まどか☆マギカ』あたりが

提示してきた空間で、喪失を抱えている者には甘言ではあるものの。

 

今この瞬間に目の前にいてくれる

大事な生き物を愛せなくなる世界など不要、でしかない。

それは私がきらきらな優しい世界に生きているからではなく

喪失も後悔も引きずって生きていくのが「人間」なので。