『GODZILLA 星を喰う者』

 

初日の夜に鑑賞してまいりました。

今回の小説版は映画のノベライズとのことで

ノータッチ。

 

二作目の出来を見て

私はすでにお金を払う気をなくしたので

ポイントで鑑賞したのですが正解でした。

よくやった!自分!!

 

結構、幅広い年齢層の人がいたのですが

上映後の空気がすごく興味深かったです()

お子さん見つけた時は

帰ったほうがいいよ!!と声かけたくなりましたし←

個人的には限りなくRに近いというか

人を選ぶ表現がありましたので

一般層向けの作品ってなんだろう?と思ったり。

 

映画館で見て一番楽しかったのは

レジェゴジの予告編を見られたところですね!!

あの重量!巨大感!神聖さ!何よりも美しさ!

オールスターが映るたびに

手をきゃわきゃわさせてしまいましたv v

 

あなたたちとのデート予算こと

映画鑑賞費貯めておくので待ってて!!

ギャレゴジの時は台湾遠征もしたから

最終的に15回しか鑑賞できてなくて悔しかった!!!!

 

監督がギャレスではないので

ギャレゴジのマイ旦那感と

MUTO夫妻で保証されていた出来の

ギャレラド・ギャレモスが見られないのは残念ですが

今作の監督はラドン推しとのことで楽しみ。

 

まあ、ウルトラ怪獣擬人化計画に

被弾してしまったのは時期的に仕方ないですが

レジェゴジで舞い上がった気分を

下げてくれたのは感謝しているぞ、アニゴジ前だからね。

 

脱線すると、最近のグリッドマン公式批判についても

今の円谷が欲しい新規客がどの層か

さっさと見抜いて離れて正解だったな……と

しみじみしております。

(私はあの作品、グリッドマンボイスを変えてくれたら

好きにすればいい、ですむのにねーと思ってます。

違う作品なんだから違う声にしてよねー)

 

後出し擬人化とか、公式で出した公式は殺す、というアンチ勢なもので。

チラ見でも元キャラがわかるので切ない……

私が愛するあの子たちに汚い手でさわるんじゃねー、という

もんすたーふぁんに化してしまう。離れるが勝ち。

 

まあ、昔大好きだったものの新作が

自分のために帰ってこないのは

とてもとてもつらいですけれど。

つらい気持ちは自分の場所で発露して

公式にアクションは求めないのがいいんじゃないかね……

後出し擬人化についてはあらゆるジャンルに

侵食しているので諦めています。

本来の意味での擬人化やちゃんとオリジナル作品なら

好きな子たちがたくさんいるんだけどなー。

 

というな文章の流れを見てわかるように

作品内容については基本的に酷評しております。

ある程度期待値下げておいたのに

それを下回ってきた……んですが……

 

新規客に女性を取り込みたいのか

激怒させたいのかはっきりさせてほしいですわね。

50年以上前の作品で今見るとアップデートが必要とはいえ

新規の女性客・子ども客をちゃんと意識して作られている

『モスラ』という傑作に土下座してほしいレベルである。

(と思っているだけで、実際にそうアクションしてほしいわけではない)

 

突っ込みモードを強化した

隙あらば物語改変モードで鑑賞しましたが

失笑の表情が顔にこびりついていたので

マスクをつけていてよかったです。

 

以下、ネタバレです。

 

 

 

 

あらすじとかもういいや。

全体のまとめからで。

 

櫻井ボイスの宗教勧誘7割

杉田ボイスのウルトラファイト2割

宮野ボイスの叫び1割……ですかね。

 

音楽が今作もかなりいいお仕事を

してくれていました!

この旋律は、脳に警告してくれているね!!

という危ない音楽でした、服部さんすばらしい。

 

主題歌は好きなんですよね……

二作目が一番好きとかいう絶望的なオチ。

この主題歌にぴったりの

アニゴジ三部作は多分別の世界線にあるんだ、きっと……

 

映像はもう予算を使い切ったんですねという

使い回しと止めの多さと

何よりもそれをごまかそうと努力もしない演出に

いやあこれは、途中で打ち切られて

続きは小説で。となったほうが

幸せだったかもしれない……と思いました。

映像で見る意味があるんだろうか?

 

人間ドラマも着地点がそこであるなら

貫きたい本筋と、花を添える枝葉が

全然かみ合ってないというか……

キャラに当てる役割と彼ら自身の思考や行動が

ごちゃまぜで、色々とわけがわからないよ……

 

アダムくんはユウコさんの繰り返しになっていて

くどい……私の作品なら二人とも

もっとましな役で殺してあげたのに←とか思ったりな。

ユウコさんの扱いがさらに悪化していたりな。

 

あと科学も宗教も人類学も

価値観が前世紀で止まってて疲れました。

新作でこれはきついっすわー。今は21世紀ですよ?

 

そもそも「怪獣プロレスはやりません」

という発言から期待する内容って

東宝オールスターのデビュー作

『ゴジラ』『空の大怪獣ラドン』『モスラ』のような

人間ドラマがしっかりしたSF傑作だと

思ってたんですけど、違うんですかね???

まあキングギドラのデビュー作は漫才してるけど。

 

あと怪獣プロレスはやらなくても

『ウルトラファイト』はやるんだー、と

白い目になりました。

 

うん、私、ウルトラファイトは

ウルトラファイトで好きなんだけど……

あのノリをシリアスと名乗る作品に

堂々とのせられると、は???となるよ。

 

小説版が好評である理由も

確かに怪獣プロレス要素はあるんですけれど

軸がきちんと人間ドラマで構成されているからだと思いますし。

 

ヘドラ作戦で思い出すのは

ヘドラがラドン・アンギラスに襲いかかる場面ではなく

博士が見てしまったあの目玉と滅びた大地であったり。

 

ガイガン作戦で思い出すのは

ガイガンがゴジラと戦う場面ではなく

死んでいく兵士の言葉やガイガンを守るために飛び出す兵士や

ガイガンの鱗を持って故郷の海に向かう語り手であったり。

 

元々怪獣作品には人間ドラマを期待している側なのですが

その肝心の人間ドラマが酷すぎて

被弾率がちょっと目も当てられない感じです。地雷もきたな。

 

ちょっとキャラクターごとに

書いてみましょうかね。

 

 

☆ゴジラ

入場特典でドゴラさんと当たったー。

ちょっと得した気分。

役割が違うとはいえ王様目当てだと

つらい作品ではありましたね。

 

これまで見ている絵で重量感がわからないので

ギドラちゃんが浮かした場面で

何がすごいのかさっぱりわからんかった。

 

映画の中では舞台装置にさせられるとしても

おまえさんは本当に小説の中で

妖星ゴラスを迎撃した王様なのか?

と思っちゃうんですよ。

映像に重量とか威厳とかちっともないので。

 

ナノメタルちゃんも敵視していたし

あんなに巨大化したのは

いつかくる災厄のギドラちゃんに備えての

ことだと思ってたんだがなー。

 

最後あんな雑魚の攻撃で

相打ちっぽい描写にさせられちゃうの解せない。

寝てるだけならいいのに。

 

 

☆ギドラ

鳴き声が聞けてテンション上がりましたが

登場シーンに予算全振りしたのかな?と

思われる、すさまじい出オチ怪獣。

「目」をなくした途端、逃げ帰るのかわいそう。

 

てか終焉の「翼」はどこにいった……

あれならマンダちゃんとどこが違うのだ。

怪獣王が律儀にブラックホール3つ破壊するの

もはやギャグシーンだと思う。

 

翼もあったんですけれど

影絵が迫ってくるだけだったしね……

あの絵何回使い回しました?

シルエットならよっぽどレジェギドのほうが

迫力があるという謎ではない謎。

 

とはいえ、登場シーンは結構好きでした。

時間の流れにも干渉している?のが原因で

オペレーターのお姉さんが

私たちもう死んでるの!?と叫ぶ場面は

この映画のハイライトだったと思う。

(とはいえあそこお姉さんばっか叫んでるのは不思議だった)

 

バンダイが出してきたソフビが

伝説に残る出来だと思います。

バンダイの担当者の中に、怪獣ファンが

祟り神と化したアニゴジアンチがいるのでは?

と妄想しちゃうレベル。応援しますけど。

干し芋、芋けんぴ、おいしそう()

 

 

☆モスラ

この作品って一応

ゴジラシリーズを知らない人を

ターゲットにしているらしいですけれど。

その考えに立ち返ると一番解せないのが

モスラの扱いであったり。

 

だって、特定の民族に好意的で

守り神として祀られていて

敵対する生物と戦ってくれる

卵の幼虫から繭を経て

蛾の成虫に変身する巨大生物って

ファンじゃなきゃ知らない情報ですよね?

 

私なんぞはモスラなんて一般教養でしょ?

と思っちゃう、重症のファンなので

さくさく理解できますけど。

 

この映画における

ゴジラやギドラがどういうものなのか。

彼らには言葉で説明があったのに

モスラはそれすらない、しかし作品に介入してくる。

 

レジェモスがそれはもう神々しく

美しく羽根を広げる姿を見た後だと

迫る影絵は……ギャグでしかない……

 

と、笑ってる体裁で文章つづっておりますが

モスラ最推しなので、感情全面に出すと

あの影絵にOK出した関係者は誰だ、殺してやる!!

ってなってもおかしくないわな。

(そうする行動に意味がないのでしないだけでね)

 

ギドラちゃんがこっちの宇宙に干渉してるのに

ハルオの夢ごときに登場して助けてる場合じゃないでしょ

起きて!!となったのは私だけじゃないはず。

 

モスラは本来、自分たちの一族以外には

ちっとも優しくない生き物ですからねー。

あの初代さんの設定どんどん消えていくのは

私、解せません。求む、原点回帰。

 

取り残された赤ん坊がわんわん泣いてるダムを

どかーんと破壊するモスラ様を返して。

それを助けに行く、人間の姿が美しいのだ。

 

小説版はまだ、自分たちの一族と

卵とひきかえにゴジラと一緒に戦ってくれる、という

「取引」があったからよかったなあ……

 

私の好きな怪獣は

「利害が一致すると頼りになる巨大生命体」につき

なかなかそういう子に新作で会えないのが残念です。

ギャレゴジは久々のクリーンヒットどころか

大ホームランであったな。だから結婚したんだけど。

勝手に人間が怒って感謝してる部分を含めて。

 

 

☆マーティン博士

このキャラクターがいなかったら

脱落した観客は結構いたのではと

勝手に思っている、作品の良心。

 

彼がウルトラファイトを始めたのは

ギャグかな?と思いました。

絵が止まってるし、同じような台詞が続くし

引き延ばしにしては痛いな……

 

マイノリティーになりたくはないよ発言からして

科学の分野だけではなく

人文学も嗜むあたりは好感度高いです。

……てか博士くらいなのかなあ?

過去の人類の文化もちゃんと覚えてくれてたのは。

 

なので最後のくだりは

ちょっと解せなかったといいますか

ナノメタルの入手ルートも含めて

うげっっっと思ったり。

 

あれ、ユウコさんが成長するナノメタル体に

どんどん喰われていくといった

何らかの異常現象があるだけで

印象変わるんだけどなあ……

ヴァルチャーさんが呼応し始めたとかさ。

 

最後に主人公に取らせたい行動があれだとしても

途中のルートは調整できるんですしね。

 

 

☆ミアナ&マイナ

いわゆる土人、未開の民族として

都合良くあって欲しい部分と

テレパス能力を有しエクシフとやりあえる

高度な思考を持つ民族として

都合良くあって欲しい部分とが

闇鍋状態になっているかな。

 

つまり扱いが場面場面でころころ変わって

失礼な描写が続くのがとても不愉快である。

 

そもそもあの地球に

モスラ民族以外生き残ってるのか疑問なので

稀人の風習とか良く残ってたなーと感心するも

まあ……言い訳なのだろうと思ったり。

 

昆虫の遺伝子を取り込んでいる

(個人的にこれはモスラ民族にしては

違和感のある設定ですがそれはさておき)

新人類と旧人類の間にそもそも

子どもはできるのか?

 

できた子どもはキメラの可能性が高く

次の子孫を残していけるのか?

と、色々疑問が浮かびますしねー。

2万年ぐらいなら大丈夫とも言えそうですが

まあ……あの展開をやりたいだけなのかな、と。

 

個人的にものすごくまずいなと思ったのは

ミアナがメトフィエスに襲われた後

カニバリズム描写がきたことですねー。

R指定ならそれが夢ではなく現実になってただろうし。

躊躇することなく飲んでるハルオに

げっとなりましたし。不信感示して

中身を尋ねていればまだ……ましだったかな……

 

ミアナの後のマイナのくだりはまあいいかなと思ったのを

(でも演出部分でのムードとかへたくそなのがのう)

撤回する最後の場面でした。

せめて会話……会話をしていけよー。

多分マイナは察してただろうとは思いますけれど。

 

憎しみという感情がない、については

都合良い妄想を押しつける類の民族差別を

かましてんなーと思いました。それはないだろ。

「黒人は身体能力が高い」系のあれです。

なので最後の儀式の意味がわけわからんかったりね。

 

 

☆メトフィエス

結局最後まで名前覚えなかった……

彼の筋を通したという点では

良いキャラクターではあった。説法うざかったけど。

 

冒頭の語りからやっと主役登場かーと思いました。

ハルオに目をつけていたは当たりかな。

子ども時代から積極的に干渉してきた

描写は正直欲しいなーと思いましたけど。

今作で名前呼んでるところには

愛がこもっていましたねー。あれは愛だね()

 

とはいえ、あの設定ならば彼の年齢は

数百歳とかになると思うのですが

どうなんでしょう?

 

うざいと思った理由につきましては。

 

「宇宙は有限であり永遠などない」に

絶望しちゃうのって小さくないですか?

あの科学力持ってそれなの??

宗教学があるなら人文学はそこそこあるだろうに

彼らの中で発達してきた歴史とか文学とかは

どういう扱いなの???

 

ビルサルドの皆さんのほうが

持ってる技術力と発達させてきた思想が

一致していて、相対的に好感度は高くなりますね。

(問答無用のナノメタル化はやめれ)

 

ぼくたちは宇宙のエネルギーを回収してるんだ

宇宙のために死んでくれ、という

どこぞの白い孵化装置さんの種族のほうが

よっぽど進んでいるような気がしてきた(錯乱)

 

人類こんなに減っちゃってからギドラ呼び出したのは

なんでなんでしょう。地球にいる時に

やってしまえばよかったような。

まだあの時のほうが「抗おう」とする人々がたくさんいたからかな。

 

つくづくアキラさんが

怪獣との戦いの「記憶」を残そうとしたのは

ビルサルドにもエクシフにも対抗しうる「人類」を残すための

大きな戦いの一つだったのだと思う。実らなかったけど。

これについては詳しくは主人公の話で。

 

 

☆ハルオ

最後の場面から逆算して作った

キャラクターなのはわかりますが

途中の行程が色々変なので

最後まで愛着とかわかないまま去った主人公。

 

正直あの方の名前返してと思う。

何よりもアキラさんとハルカさんの子どもが

こんな野郎だなんてと思うと、すごく切ない。

サカキ姓返してとも思う(結論)

 

双子のくだりについては

子どもの作り方知ってたんだ!

と身もふたもない感想がわきました。

 

あの宇宙船で性教育と繁殖コントロール

どうやってたんでしょうね……

堕胎とかさせてたのかなー、うーん。

あとビルサルドとエクシフって

そもそも男女生殖なのかなー

この三種族の交配は可能なのかなーと

どんどん脱線していくのでここまでで。

 

フツアの民の設定も特定の場面で

都合良く見せられてるなーと

言いますか。

 

テレパシーの場面で見せてくれている

あの思考が彼らのうちに存在しているのに

言葉ではつたないからといって

結局「獣と同じ」とか言われるの酷くないすか。

 

「命を繋ぐ」も直接の子種を残していくだけではなくて

たとえば知恵であったり、文化であったり、

思い出であったり、自分が死ぬことで他を救ったり、

そういうものも全部ひっくるめての話のはずなんですが???

ほとんどの生命は子種を残さず死んでいく

そもそも生まれていく前に死んでいく、この地球で。

 

あのあたり、ホモサピエンス以外の

全生命を侮辱された気がして

地球生命大好き人間としてはちょっと殴りたい。

だからホモサピエンス主義者は嫌いなんだ。

 

そもそも「地球は」「人類の尊厳は」「獣と同じ」とか大言吐く割には

地球や人類や生き物について無知すぎません???

「地球はおれたちを覚えていた」の一章の台詞

私、映画館で飲み物噴きそうになったんですよ。笑えるもの。

 

結局、人間って個の感覚では

「地球」とか「人類」とか大きなスケールよりは

生まれ育った土地とか両親とか周りの人々とか

そういう小さなスケールからスタートして

大きな世界に思いをはせていくのがほとんどではないかと

私は推測しているのですが。

(自分はマイノリティー属性の塊なのでそれが正しいかはわかりません)

 

ハルオにはその小さなスケールの感覚も

備わっているようには正直思えない。

両親の思い出さえも、思い出すのは生まれた直後という

ちょっと待て……と突っ込み入れたぞ。

いや、なんでそこだけ引っ張り出すの

ましな走馬燈もうちょいないのか、と思ったり。

 

小説でアキラさんとハルカさんが

どんなに君を大切に愛してくれたのかわかるのに。

そして彼らは実はそう思ってたんですタイプではなく

ちゃんと行動で示せるタイプの人間だと

思うんですけれど?

 

せめてタニさんも幼少期に亡くなってしまい

父親を知る人物が皆、去ってしまっているならいざしらず。

自分の親が地球でどんな仕事をしていたのか

その記録が自分の船にも残されているのに

おまけに色々と制限がかけられているのに(この設定の意味とは)

知ろうとしてすら思えないのは……

イチローさんの勉強会設定とかどこに消えたんだろう。

 

まあそのあたりはメトフィエス筆頭エクシフが

調整したんでしょうけどね!!

だったら最初期から関わってる

描写は入れて欲しかったわなー。

人類の持ってる思考科学分野なんて

21世紀の時点ですら、彼らの教えを一蹴できるものばかりですし。

 

ということで彼は地球や人類について

よく知ってはいないが

ゴジラのせいで全て奪われたという感覚だけ残り

それを船の中でひたすら深めてきたという主人公で

すごく思考世界が……狭い……

 

ああいうのが英雄であり

ギドラの供物にふさわしいんだろうか?

ちょっとメトフィエスさん

愛情で目が曇ってません???

 

で、ちょっと話を戻しますと

思考世界が狭い人間の返答としては

正解なのでしょうけれど

ミアナが止めようとして紡いだ言葉に対して

「獣と同じ」とか言い切れるのすげーなと思う。

 

一時の情に流されて交尾して

子ども作っちゃったおまえが

言える台詞じゃねーぞ!!??

 

ミアナもあきれて止めるのやめたんじゃね?が

希望的観測すぎて、作中描写的にないのがつらい。

あとそれちょっと身重のマイナにも

言ってあげたらいいんじゃないかな。

 

彼の取った行動は人類のためなんだろうけど

ならば博士と話をしようもしないとかおかしいので

ゴジラに勝利したというよりは

メトフィエスの愛に屈して自殺したようにしか

見えないんですよね……

メトフィエス、おめでとう!

最期まで「ハルオ」とささやいた甲斐があったよ!!

 

夢の中のユウコさんの台詞についても

彼の認識ではあの恨み言が正しいのが

ひえっっっとなりますよね。

 

あれを聞いておれの仲間を侮辱するなと

メトフィエスに言ってやらないのか

自分の力で覚醒しようとしないのか

こやつは!!とまじめに見ると腹が立つ場面。

もう21世紀なんだからさー、シェークスピアの亡霊の

恨み言じゃないんだからさー、信じるなよー。

 

そんなこんなで主題歌聞きながら

えー、これどうやって改変すればいいんだよ

と悩ませていたのですが

消された主人公がいるのでは!!

という結論に達しました←

 

仮にこの主人公を「アキラJr.」とします。

ジュニアの名前の由来はもちろん

VSシリーズで新たな怪獣王に即位した彼です。

怪獣の名前ということでは一致してるのでOK。

 

地球脱出時、十代であり

すでに戦闘に参加した経験のある

青年主人公を「ハルオ」。

サカキ夫妻の幼い子どもだった

少年主人公を「ジュニア」とします。

 

この二人は懇意の人物で

繋がっているということで

タニさんの孫あたりの親族が

ハルオでいいと思います。

ユウコさんはハルオの弟で。

(描写に配慮できるなら妹でもOK)

 

船の中で旅する期間もせいぜい十年。

地球の経過時間も思い切って削りましょう。

映画の冒頭年齢では

それぞれ二十代・十代で合わせられるでしょう。

 

なぜ自分も一生懸命に戦ってきたのに

地球を離れなければならなかったのかの過程で

メトフィエス筆頭エクシフに傾倒するハルオ。

自分の持つスキルを評価されビルサルドに傾倒するユウコ。

 

覚えている記憶はかすかでも

父親と母親の愛情を受け、根っこの部分は

健やかに形成され「不要」とされてきた

父親の記録をはじめとする「人文科学」の

加護を受けるジュニア。

 

このバランスで地球に戻り、物語を進めていくだけでも

「怪獣になる」の意味合いを広げつつ

うまくエンドマークつけられそうだなと思うのです。

という、私の中での物語改変です。

 

あ、もちろんアキラさんの「おかえりなさい」は

ちゃんとジュニアくんに届けてもらいます!!

フツアの民との関係性も変わるでしょう。

 

多分ジュニアくんは生涯独身で生を終えるでしょう。

それでも彼が「繋いでいく」命がきっと

この地球で祝福を受けられるよう、戦い抜く。

そういう物語が、私は見たかったのでしょうね……