劇場版『鬼滅の刃』無限列車編

 

一応公開一週目に行ってきましたが

入場特典消滅していてびっくりしました。

100万でももうちょい保ってたぞ?

 

冒頭5話の劇場版のほうに

ちょいちょいアクセスがあるので

辿り着く方もいるとは思いますが

アニメの芝居が、原作の「語り」と比べると

違うんだよなあ、と思っている人の意見になるので

ファンの方にはおすすめしない内容です。

 

以下、ネタバレです。

 

 

 

原作を本誌で追いかけてきた者ですが

映画化が決まった時にどこで切るのかわかったぐらい

悪夢列車のパートは山場の構成が見事で

全23巻の中でも、最大瞬間風速を見せつける傑作部分でありまして。

 

物語が評価されて、ヒットするのは良いことだなあと思いますが

(煉獄さんのお母さまが語る、息子に受け継がれた「強き者」像が

たくさんの人に届くのは、現代社会にとってとても幸運なことでもある)

アニメの合う・合わないはもうどうしようもなかったな……

と、鑑賞しながら思ってしまいました。

泣きどころで芝居が合わなくて、困ったりもした。

結局泣くのは原作の絵だったりしたわけで。

 

物価は上がり続け、映画もその流れの中にあるというのに

いつまでも平成前期の作品がトップ群にいるというのも

あんまりよろしくないので、抜いてくれたら嬉しいです。

 

よかったところの箇条書き。

 

・冒頭のお館さまの墓参り

・汽車が走り出すオープニングの音楽

(梶浦さん担当かな?ここの曲、欲しい!)

・魘夢の独立して行動する「手首」の気持ち悪い動き

・善逸の夢と伊之助の夢の追加部分

・炭治郎が魘夢戦にて術にかかって眠る描写

・悪夢の中での家族たちの責め声

・魘夢の末期の嘆きの芝居

・上弦の鬼たちのシルエット

・猗窩座の術式の禍々しさ

・上弦戦の戦闘場面追加

・伊之助の叱咤の芝居

・泣いている煉獄さんの烏

・柱への報告が彼ら担当の烏たちによるもの

・主題歌

・エンドロール「黎明に散る」一枚絵(唯一泣いた)

 

以下、引っかかったところ。

 

・TVシリーズから続く、全体的なテンポの悪さ

・TVシリーズから続く、なんか違う主に「叫び」の芝居

・煉獄さんの間延びする「うまい!」

・雪山で弟妹を押し倒す炭治郎(すがりつくから変えた理由とは)

・ナレーション不在のため(私は鱗滝さんがやると思っていた)

なぜか状況を細かく語ってくれる人々。魘夢は性格的にいいけど。

・宙に浮いている炭治郎のお父さん

・最初の首切りの時に詰め襟のままである

・首切り&大量出血の絵が何カットも入る

・魘夢の肉が触手型になってもとろい

・マンガでも狭そうだなあと思っていたとはいえ

機関室を広げたことによる、運転手さんの動きの都合の良さ

・上弦の登場がマンガより静かすぎる(星が落ちてくるイメージ)

 

山場の上弦戦は、追加パートもよかったと思うのですが

あと30分は削れたんじゃねえ……?と首を傾げるくらい

体感時間が長めだったので、リピートはしない予定です。

 

石田さん担当は初日の感想にて知っていたとはいえ

第一声聞いて、ドリンク噴くかと思ったのですが

ご本人の演技に熱が入っていたのと

この人が演じる過去編が楽しみだね……!という

今後の期待含めて、わりと満足でした。

 

その後のトークショーでも楽しんでいたようなので

石田さんに幸あれ!!石田さんが来るなら

上弦には山ちゃんあたりも参戦しそうだよな……

 

個人的に堕姫さんの声は、梅ちゃん含めて

すっかり琴乃さんになってしまっているのですが

TVシリーズの配役にて、女性声優さんが

思ってる年代より若いな……が続いており、多分絶望的に無理だな。

 

珠世さんが喜久子さんや久川さんあたりで

累くんがみなみさんだったんだよね……ふう。