『ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園』「絶望編」第3話

 

明日8/3に絶望編OP・EDともに

CD発売日となりますね──!

もちろん予約済みなのです。

早くフルで聴きたいです……!!

 

既存作品ではアニメ視聴、ゲーム全作プレイ済み。

他媒体作品は迷いながらほぼ未着手

『ダンガンロンパゼロ』のみ読破状態です。

 

以下、過去未来作品全て交えた

冒頭からネタバレ&ネタバレという名の

キャラクター語り満載となります。

未見の方は絶対に見ないでくださいませ!!

 

そして私は基本的に男女カップルレーダー持ちなので

カップルトークもばんばん入っています。

くっつけるのが苦手な方もご遠慮くださいませ~。

 

はっきり書いてしまいますと。

私はナエギリ・ヒナナミ至上主義者である。

超高校級の夫婦(非公式名称)よ、永遠なれ……!!

 

 

もう一回注意書き。

以下、時系列による場面の感想と

キャラクターの感想になっております。

初見時の印象と複数回鑑賞後の感想が混ざっている状態ですが

読みやすいように整理はしてあるつもりです。

 

がんがんネタバレしておりますので

本当に!見ていない方はここで引き返してくださいませ!!

 

☆☆☆

 

#03「全ての未来にさよならを」

 

今回の冒頭部は日向くん視点。

希望ヶ峰学園への思いが語られます。

すれ違ったみんなの姿(千秋ちゃん除き)を

見てると、2プレイ済には結構きついなあ……

 

破壊神暗黒四天王に手を出して

噛まれる左右田くんと、かけつける蜜柑ちゃんは

なごみましたけれどv v

はむはむにすら不憫な扱いを受ける左右田くん

どこにいても左右田くんすぎる……!!

 

菜摘ちゃんと日向くんの会話で

トワイライトシンドローム事件のサントラを

流すのはやめれ、嫌な予感しかしない!

 

彼女の口から「超高校級の妹」あれこれが

語られます。スカウトはされていない。

(冬彦くんの説明からすると

てっきり本科の子だと思ってたが)

でも、諦めたりなんかしていない。

 

はて、菜摘ちゃんは

真昼ちゃんのことを話しているのか?

と思ったら、会話に割って入るサトウさん。

見返したら彼女も同じクラスでした。

ところでエンディングでも彼女の名前が

わからないのは悲しかったのですが……

 

しかし日向くんのコミュニケーション能力は

相当高いな……自分の机エリアとはいえ

女子三つ巴の喧嘩に止めにも入れるしな。

ジャンルが違えばラブコメが始まる気もするのに(汗)

 

真昼ちゃんと冬彦くんの関係性は

良くも悪くもない、というところなんだろうか。

妹さんのことがあるなら

兄のことも昔から知らないはずもないですしね。

 

だからゲームでは違和感あったんですよね~。

2のゲーム空間内での真昼ちゃんは

九頭龍くん周辺に関わりが全くなさそうでしたので。

入学時点の記憶状態になっていると説明が、不自然で。

 

絶望組のみんなが絶望から更生するよう

プログラムは関係する記憶を制御したのであり

つまりこの事件も絶望落ちには関係している

ということですよね……??

 

サトウさんと真昼ちゃんは

お弁当交代で作りあいするくらい

仲良かったのか~。でも試食はしようね(汗)

 

みんなで生き物とのもふもふタイム~。

あれは田中くんが呼んだのかな?

ででぽっぽーは狛枝くんを相手にしておりました。

振り返ったら数少ない癒やしの時間であった。

 

坊ちゃんとペコさんの密談タイム。

ペコさんが「お嬢」呼びじゃないということは

菜摘ちゃんは普通の子なんだろうな……という予感。

早合点して余計なことをするのは

昔からのことだったのか……

坊ちゃん、冷静ならペコさん止められるんだな(笑)

 

千秋ちゃんと日向くんの放課後ゲームデートの場所って

出会った噴水エリアなんですか……!!妄想止まらん。

日向くんが集中してないせいで自分に負けたので

むくれる千秋ちゃん、かわいいv v

日向くんの弱音に向き合うのも素敵です。

 

七海「人生は才能だけじゃない」

日向「え?」

七海「今のはちさ先生の受け売りなんだけど。

 才能があれば面白い人生になるわけじゃない。

 人と関わって想い出を作ることで

 才能より大切な希望が生まれるんだって」

日向「……」

七海「私は日向くんと遊べて楽しい……と、思うよ」

日向「そうだな……うん、オレもそうだよ」

 

ゲーマーのやりこみプレイに付き合わされるのは大変そうだが

こういうのも悪くないのかもしれないな、と

思えている日向くん、いい傾向だったんだけどな。

 

菜摘ちゃんとサトウさんの諍いを

止めに入る日向くん。正直すげえ……

サトウさんが菜摘ちゃんを殺そうとしたのは

ほぼ決まり……なのか……??

 

過激な言葉を口にする菜摘ちゃんが

見せた弱気な本音に共感する日向くん。

日向くんが踏み込んでくれたから

菜摘ちゃんもそれを口に出来たんでしょうけれど。

 

お兄ちゃんに置いていかれるのは嫌だ。

才能がないと、一緒にいる資格がない。

お兄ちゃんを見上げるんじゃなくて

胸を張れる自分になって、横にいたい。

 

これはずっと兄の隣にいる

ペコさんへのコンプレックスも

あったんでしょうね……

極道の娘じゃ、普通の家庭の子からは

最初から腫れ物扱いで友だちできないでしょうし。

やがて攻撃的な性格になっていったのもわかる。

(やりすぎなきらいはありますが・汗)

 

特殊な家庭環境で特別になれない自分って

辛いだろうなあ……

(まあ極道じゃ女の子など大事にされないけど)

と、少し菜摘ちゃんに思いをはせたところで

事件発生です。

 

トワイライトシンドローム殺人事件冒頭

「不審者に九頭龍菜摘が殺された」

見せられたのは現場となった音楽室(?)のみ。

ここにて前半部終了。

え……!?となった自分。

 

なじみの生物室にいる冬彦くん。

壁に血だまりを作るペコさん。

深刻な話し合いをするサトウさんと真昼ちゃん。

そこに居合わせる日向くん(どこぞの探偵か・汗)

一気に深刻な空間となりましたね……

 

サトウさんは本当に犯人なのかな?

ゲームだと証拠の写真をすでに

真昼ちゃんが撮ってしまっていて……

その会話を聞いた被害者の兄が……

という決定的場面を経ていましたけれど。

 

トワイライトシンドローム殺人事件最後。

「サトウの遺体が発見された」

説明のみで場面カットはなし。

あれ……??となった自分。

 

真昼ちゃんに話を聞こうとして

本科に入ろうとする日向くん。

そこに登場したのはボクサーであった。

 

それは、現役高校生に向かって言う

言葉なのか……??という暴言と

暴力行為を次々と見せられます。

(説明書きにするのも嫌だわ)

 

ボクサーの印象、底落ちなんですが!!

「金魚の糞」って台詞、そのまま

鏡突っ返すだけじゃなくて

たたき割る勢いでぶつけてやるわ!!!!

 

日向くんの「それは違うぞ」が

聞けたのは嬉しかったのですが……

これは数あるきっかけとしては

ちょっと大きすぎる出来事でしたね。

 

ボクサーの拳を止めに入った

ちさ先生のハンカチを

はねつけて帰る日向くん……

ああ、これはもう決めてしまったんだな……

今回はエンディングなしですか、そうですか……

 

真昼ちゃんを思いやるクラスメートの図にいるのは

抱きつかれているひよこちゃんに

蜜柑ちゃん、弐大くん、赤音ちゃん

唯吹ちゃん、てるてるくん、ソニアさんか。

冬彦くんとペコさん、いないなあ……

 

ボクサーなりに何か考えているらしいことは

ここの場面で説明されておりますが

この人、何年大人やっとるんだ……

才能見上げて金魚の糞やってるのは

この人こそに思えるんですけどね。

 

……私は!日向くんへの暴言に!!

怒ってるんです!!!あれは大人として許せん。

 

宗方さんの信念や行動は

主に未来編で描かれているのではありますが

なぜボクサーとちささんが

彼を崇拝しているのかがイマイチ示されていない

といいますか、説得力描写にかけているので

なんだか納得いかないのですよ……

3では彼らの高校時代も見せてくれるのだろうか?

 

夕焼けの中、本科から戻ってきた日向くんを

噴水で待っていたのは千秋ちゃん。

新作のゲームができたから一緒にやろう、と。

行かなくちゃいけないところがあるんだ、と

断る日向くん……

 

七海「日向くん!」

日向「どうした?」

七海「ご、ごめん……。なんでもない……」

日向「……七海。想い出、ちゃんと作ってるか?」

七海「ん……?それなり…に??」

日向「たくさん想い出作れよ。

 七海は超高校級のゲーマーってだけじゃない。

 いいところがいっぱいあるんだからさ」

七海「…………。ふふふ」

日向「じゃ……またな」

七海「うん、また明日!」

日向(七海。オレは友だちのお前に

 胸を張りたかったよ。

 オレには才能がある。

 こんなすごいことができるんだって。

 結局オレには何もできなかったけど。

 空っぽのオレだから、できることもある)

 

わああああああああ、日向くん

行かないでええええええ!!!

「明日」なんて来ないんだよ

千秋ちゃんんんんんんん!!!

 

日向くんの「七海」の言葉が優しすぎて

聴いた瞬間にぶわっと泣いてしまいました。

みなみさん、すごいです、すばらしいです……!

 

自分と同じく、才能を渇望する菜摘ちゃんとの出会い

彼女の本音への共感、突然の彼女の死

続いてのサトウさんの死、それらをひっくるめて

「たいしたことない死」として扱われてしまう

希望ヶ峰学園という特殊空間。

 

一連の出来事が、まだ悩んでいた日向くんの

背中を押してしまったのですね。

 

日向「オレはみんなの、希望になります」

 

この言葉を告げた日向くんが

今までで一番迷いのない目をしていて

もう誰も止められないのだな、と。

 

日向くんの決断は前回の苗木くんの言葉と

リンクしておりますね。

二人とも「普通」の、けれど

本当にすごい人だと確信しました。

 

ここに目を通してくださっている方は

アニメ鑑賞済みだろう、とのことで

タイトルを最初に入れてしまっているのですが

絶望編は毎回毎回最後に持ってくる

タイトルが秀逸だなあ、と感嘆しております。

 

☆☆

 

ちょっとした未来予測。

 

カムクライズル計画が

本当に始まってしまったのですね……

ということは日向くん、完全退場?

思ったよりも早かったです。

 

それはトワイライトシンドローム殺人事件も

同じなのですが。あれはてっきり

77期生が2年生時の事件だと

思い込んでいたんですよね……

 

今後は『ダンガンロンパゼロ』の

キャラクターたちも積極的に関わるんじゃないかな

とは思うのですけれど、まだ78期生は

入学してないんですよね……?

セレスさんがスカウトされているような状態ですし。

 

カムクラくんが登場するまでの過程って

長々と説明するような種類のものでもないので

あっさり話が飛んで、1年後くらいに

場面が変わっても違和感はなさそうです。

てか私は見たくない……

 

そしてエンディングなんですが……

もしかして次回から変わったり、するのかな??

映像が変わったり、歌詞が2番になったり、といった。

 

一番の疑問は、この事件後も

きらきら学園生活できるのか??

ということなんですよね。

トワイライトシンドローム殺人事件についても

あっという間に終わってしまい謎は解決していない。

 

ボクサー曰く「九頭龍組のガキの事件」が兄と妹

どちらを指しているのかは曖昧であることや

サトウさんの亡くなった映像がなかったことが

気になっていますし、2との状況変化もあって

二人が亡くなったことしか正直わからない。

この事件の真相部分が、絶望事件に

関わるのは確かだと思いますけれど。

 

もしあの情景が、千秋ちゃんが日向くんとの会話を経て

描いたきらきら空想生活だったとしたら……

それも哀しいなあ……見られて幸せなカットもありましたが。

 

☆☆☆

 

前回ラストを受けて、この後は

日向くんが主役の物語が何話か続くのかな?

と思っていたのですが、1回で終わりましたね……

そして、次に登場する時の日向くんは

もう私たちの知っている「日向創」ではない。

 

あんな酷い出来事の後でも

日向くんは千秋ちゃんに優しく接して

別れの言葉も「またな」だったところは

千秋ちゃんとの時間や言葉が

日向くんに全く届いていなかったわけでは

なかったんだなと思えて、嬉しかったです。

 

でも、彼の自信には残念なことに繋がらなかった。

居心地の良い空間ではあったけれど

胸を張ることはできなかった。

 

一連の辛い、大きな出来事の中で

彼は希望ヶ峰学園が用意しておいた

「被検体」の道を選んでしまった。

 

千秋ちゃんに言ってあげた

「いいところがたくさんある」って

それは日向くんにも当てはまる、のにね。

 

千秋ちゃんは、もう二度と出逢えない

日向くんをずっとずっと待ってたんだろうな……

などと考えて未来妄想に涙が止まりません。

 

そして日向くんは絶望で道を選んだのではない

彼自身は「またな」と言えている

というあたりをつらつらと考えておりまして。

 

カムクラくんが何らかの形で

千秋ちゃんと関わって、悲劇が起こるのだろうか

と、とても嫌な予感はしているのですが……

 

カムクラくんについては

人工的に作られた才能の塊であり

彼自身に感情がないという設定説明されていますが

2や絶望少女での「行動」を見ていますと

そうとも思えない節がありますし。

 

2で日向くんが再現されたことを考えても

カムクラくん自身はどこかに日向くんの欠片を

備えている人物だったのではなかろうか?

と、明らかにされていくのは楽しみだったりします。

 

☆☆☆☆☆

 

以下、ヒナナミに関する自分創作の

妄想事文章&オチなしです。

感想パートはほぼ終了していますので

しばし改行いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「絶望編」を第3話までを見まして。

この物語に登場する「七海千秋」は

『スーパーダンガンロンパ2』の「七海千秋」の

モデルになった人物だろう、と私の考察は止めておきます。

あとは公式の示す解答を待ちましょう。

 

2の日向くんたちが過去をさぐるために

2の千秋ちゃんが修学旅行の準備をするために

といった、何らかの理由で組まれた

仮想プログラム世界のバーチャル過去であって

中には事実でないことも含まれているのかな

という妄想も、いまひとつ捨てきれなかったのですが。

ここまでの展開を経て、それはなさそうだと

一区切りして大丈夫かな、と。

 

そして2の「七海千秋」は

モデルとなった人物の影響はもちろんあるけれど

あくまでもそのモデルデータはデータであって

彼女が過ごしてきた時間の中で

ちゃんと選択を選び取れた子なんだよ、とも同時に思っています。

 

コロシアイ状態にせよ、アイランドモードにせよ

プログラムが終了してしまった段階、そして

起動する前の準備段階におきましては

2と3の記憶が混在するような状態になっている

という可能性は捨てきれませんけれど。

 

なぜかといいますと。

 

絶望から更生させるために

2の明るい日向くんの状態にするためには

「入学時点」の日向くんではダメで

予備学科であったことやコンプレックスの塊であったこと

諸々忘れさせる必要があったでしょうし

実際、そういう状態になっていましたし。

 

ただ絶望編を見るかぎりでは

作中で絶望したのは日向くんではなくカムクラくんであり

「更生」を目指すのであれば

アバターキャラクターは「カムクライズル」で

なくてはならなかったはずでもありますよね。

肉体はすでにカムクラくん状態になっており

苗木くんがカムクラくんに会ってもいますし。

 

となってくると、日向くんに関しては

「絶望しない日向くん」を取り戻すよりも

「胸を張れる日向くん」を作り出すという

目的のほうが大きかったように思えてくるんですよね。

では、それを願ったのは誰だったのだろうか。

 

今までの脳内妄想の二人でも

表向き日向くんが追いかけているけれど

強く大事に思っているのは千秋ちゃんのほうであり

「死んでしまった七海千秋」としては

自分から表に出てこない、と踏んでおりました。

 

それは「絶望編」を経ても変わらないです。

むしろまだ始まりの部分でしかない「絶望編」を見て

今までぼんやりと描いた景色の着地点が

見つけられそうだ、とわくわくしてもおります。

 

何らかの手段で過去の出来事全部を思い出せた日向くんと

自我を育めたノンプレイヤーキャラクターの千秋ちゃんが

描いていく未来を、私の中で着地できればいいですね。

多分、本の形でまとめられそうな気がしています。