『怪獣8号』

 

松本直也の作品、全16巻予定。

 

連載初回から読んでいた作品なので

お疲れ様でした!の気持ちが強いです。

アニメも最後までやるんだろうか?

 

最終回の寝てる怪獣ちゃんはちょっとだけ

かわいかった、その路線をもっと

早く見せてほしかったぜ!!

 

以下、感想です。

 

 

 

当時、再流行を迎えつつあった怪獣もの、

かつてあきらめた夢をもう一度

目指す主人公の要素だけではなく、

「敵」の力を取り込んだダークヒーローものか、

よくばりセットだな!という路線は

悪くなかったのですけれど。

 

主人公が二十代前半じゃ

だめだったん??とあちこちで

思っちゃうんですよね~!!

(試験制限が十代とか……厳しいけど……)

 

おじさん自称するならもっとまわりに

余裕を示してほしいのと(内面で葛藤するのはアリ)

ヒロイン(でいいんだよな??)と

あの年齢差で「幼なじみ」主張はきついぜ!

 

おじさんは若い子(男女両方!)に

もてたいんですねえ……という欲が

可視化されている作品であったな……

 

最終決戦まで相まみえることになる

敵役が魅力的でなかったのも大きいのですが、

結局この世界における「怪獣」って

どういう存在なのかふわふわしたまま

物語が進行したのはめんどうであったなあ。

 

せめて、主人公に「取りついた」子が

どういう怪獣なのか、序盤から

しっかり描いてほしかった。

最終回でかわいいを爆発させるには諸々足りない!

 

なので後述の、めちゃくちゃ自己主張する

怪獣さんが出てくると、同族の中では

イレギュラーらしいことも含め

魅力が大爆発していたんでしょうね。

 

☆☆☆

 

主人公に取りついた怪獣が

どういう子なのかすらわからず、

このままかわいい子が不在のまま

物語は進むのか、きびしー()と思っていたところで。

 

強者との戦いを求め、己の敗北をしっかりと受け入れる

武闘派怪獣こと10号ちゃんが登場し

死闘を制した保科さんにラブコール送ってくれて

一読者としては助かったぜ!!というのが

正直な感想なのでありました(爆)

 

保科さんが登場した時から

キャラが定まっていたのも大きいですが

(人気投票、初回から一位なんだもんね……)

この一人と一匹の組み合わせは

最終決戦までよかったよ――!

 

最終決戦があの流れになるならば

このでこぼこ相棒感が主人公サイドにも

ほしかったんですよね!!

 

シリアス路線はもちろん、兵器後の

10号がどっから見ても「ピョン吉」という

ギャグ路線もこなせるコンビなので、

もっと二次創作増えんかな???と

大手サイトを眺めているのです←