『黎明のアルカナ』

 

藤間麗の作品、全13巻。

 

作者さんの長期連載とのことで

中盤はうむむ??と読み進めたのですが

最後の情報開示にびっくりしたので

また冒頭から読むと違うんだろうね~。

 

以下、感想です。

 

 

 

亜人を「使役」している世界で

共に生きていくことを目指すお話です。

 

主人公が嫁いだ先の王子くんが

わりとすぐ惚れてくれるので

ちょっと甘い印象が強いのと。

 

実は血のつながった兄と明かされる

主人公の従者さんが、一度完全分断策という

荒療治を取ってしまった後なので、

彼の死後、主人公夫婦たちの統治する状態で

そんなにうまく……いくかなあ??と

他作品で王族カップルが「戦って」いたのを

読んでしまうと、物足りなさで終わってしまうのでした。

 

とはいえ描線の美しさと

ネームの積み上げは印象に残る

作家さんである~。