『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅲ』プレミア上映会

 

5月8日(日)横浜、神奈川県民ホールにて

開催されたプレミア上映会。

ファンクラブ先行チケットは外してしまいましたが

今回も当選しましたので参加いたしました。

 

実は初めての横浜だったので

もう少し中華街とか探索すれば良かったと思いますが

休日に移動しない人間なので

GWの人波に疲れてしまい、早めに現地入りして

海をぼや~っと眺めているだけでした(笑)

 

あれが!バトラとモスラの愛の観覧車か!!

とモスラすきーな方向で観光は盛り上がってましたがv v

 

☆☆☆

 

記事内容は以下三部構成となっています。

★会場レポート(原画展示など)

★作品感想(音響や全体の印象など)

★上映前のしかけ・上映後のトーク

 

関係者のトークを含む三番目までは

深刻なネタバレはないと思います。

鑑賞前に作品についての関係者情報を

知りたくないという方は

行間を空けてありますので引き返してくださいませ。

 

では、行きま──す!!

 

 

★会場レポート

横浜が初めてにつき県民ホールも初めてです。

これが噂の……!!とまず感動。

あまり迷子にならずにたどりつけて

やはり名所は良いものですね(え)

 

会場にいる方はやはり男性が多いです。

とはいえ、女性は女性で熱い方が多いのだな

と前回も書いたような言葉を添えておきます。

 

☆☆☆

 

今回の来場者プレゼントはこちらでした。

士官学校の皆さまであります。

色紙

実際にはこのような場面はないはずです。

サングラスを外さないでしょう、彼は……

シャアがシャアの顔をしているなあ……

と、しょーもない感想(笑)そしてガルマくん美人。

 

お昼には現地確認をして

展示スペースも遠目で見てはいましたが。

 

前回と違い、今回は入れ替えなし一回のみでの開催

かつ会場規模が大きくなった、というわけで。

これは……撮影しようとしておしくらまんじゅうに

なること間違いない……と覚悟はしておきましたが

結構大変でした……

 

30分間がんばったけど枚数撮れなかったですね(遠い目)

とはいえ、望遠機能付きの立派なカメラを

持参するほどには覚悟が至らず(汗)

いつか欲しくなるのかもしれませんが!

 

ガンプラはさほど興味ないので遠目に確認。

ジオンの旗があったのですが

おしくらまんじゅう後にはすっかり撮影を忘れていました。

原画や設定資料集はこんな感じでした。

セイラさん
キシリアさま
ガルマくん
ガルマくん
シャア

ガルマくんは枚数が多かったのに撮れず残念。

まず!アムロくんはどこだ!!と探索かけていましたが

四段展示構成の一番下というすばらしい()位置に

ず──っとはいつくばっていた記憶があります(笑)

アムロくん原画
アムロくん原画ズーム
アムロくん設定資料

前回はアムロくんにきゃーきゃー言いつつ

同志なお姉さんと会話したりもしてしまいましたが。

今回は「ガルマちゃん、かわいい~」ときゃーきゃー言ってるお姉さんが

印象に残りました。愛ってすばらしいな……!!

 

☆☆☆

 

今回はきちんと確認できましたが、中の会場は撮影禁止です。

公式のイベント記事などを参照ください。

 

ジオンの士官学校の入学式セットとなっていました。

ダイクン像はこちらにおりましたよ!

奥にこれ仕掛けがありそうだな~という

見事な幕が印象深かったです。

 

席は1階はしっこでしたが、舞台はよく見えました。

スクリーンの位置としても見やすい場所で

良かったです。なんやかんやでチケット運はよい自分。

 

★作品感想

今回も作画・役者・音楽・音響

全てが調和した見事な作品に仕上がっておりました。

エンドロールへの主題歌入りもすばらしく

鳥肌と共に泣いてしまったのですが……

 

今回は士官学校時代ということで

戦車の音がずっと響いている、という印象でした。

TCXはガラスの割れる音などの高音域が見事なので

そちらでの鑑賞も楽しみです。

モビルスーツが足りなかったですが、それは次回かな?

 

柿原さんのガルマくんは、キャラクターに合っていて

私はとても好きでしたv v

(彼に限らず、変わった声優さん、皆さま素敵ですよね)

 

森さんのガルマくんとは、昔の話ということもあり

また別の魅力を見せていて、彼が最後までどう変化していくのか

見届けたいですね……あまり見たくない、ですけれど(爆)

 

☆☆☆

 

以下、関係者のトークでは

作品の核心部分に触れます。

しばし行間を空けておりますが

見たくないという方はこちらで引き返してくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★上映前のしかけ・上映後のトーク

まず司会の方のあいさつから始まりました。

ここで思わぬしかけがありまして。

スクリーンに映ったのは前回のラストシーン。

舞台に現れるふたつの影……

ま、まさか……!?と思いましたが。

 

池田さんと潘さんが目の前で演じる

エドワウとセイラの別れの場面を

見ることができました……!!

 

これでもう満足してしまっている自分がいました。

流れ上、拍手できなくてつらかったです……!!

そしてそのまま、Ⅱの主題歌の生歌に突入でした。

ステージの後ろ開くんだろうな~と

思っていたのですが、予想通りの登場です。

 

昔取った杵柄の関係で

照明さんのお仕事ぶりとか気になってしまう(笑)

ステージの光の動きは見事でしたが

豊洲PITのほうが音の広がり方は

よかったかもしれないですね……

 

☆☆☆

 

そして上映後のトークは

ジオン士官学校、入学式の形式で

始まりました。

ちょっと間が空いたりもしましたが

それは現場ならではの出来事ですね。

 

今回のトーク参加者の皆さまは

次の5名です(敬称略)。

ガルマ役:柿原徹也(入学生)

リノ役:前野智昭(入学生)

シャア役:池田秀一(入学生)

セイラ役:潘めぐみ(来賓)

総監督:安彦良和(来賓)

 

安彦さんだけ、後ろの公王席からの

登場でした!場内も盛大な拍手!!

そしてトークが始まります。

(相変わらずメモが解読不能につき、正確ではありません・汗)

 

池田さん

「エドワウからシャアとなりました。

 シャアにとっての「入学式」ですね。

 第3話であって、まだこの先があります。

 気分が高揚しています。」

 

今回の話はこれぞシャア!というお話だったので

池田さん気持ちよさそうだな、という印象でした。

 

潘さん

「前回のラストでもそうでしたが

 今回の登場場面でも、母やルシファーの墓の前で

 話しかけています。

 キャスバル兄さんの墓が増えていますが

 どこか冷静で……生きているような、と語ったり。

 彼女のそういう部分がニュータイプっぽいなと

 思いながら演じていました。

 3話を迎えられて光栄です。」

 

潘さんは落ちついたお話ぶりでした。

今回メインとして加わった次のお二人のほうが

緊張されていたかもしれないですね。

 

柿原さん

「いわゆる坊やことガルマ役です。

 ファンが非常に期待して待っているのを実感しました。

 役者魂、気合いが入った作品となっています。」

 

前野さん

「リノはアニメオリジナルキャラクターです。

 彼は三枚目でもあり、シャアの正体を見抜く洞察力もあり

 カリスマ性に惹かれた人物でもあります。

 一話でいなくなるのは惜しいです。」

 

そして司会が安彦さんにお話をふるのですが。

 

安彦さん

「公王と呼んでいただきたい」

(場内拍手)

「僕の住まいは最寄り駅が元町・中華街行き路線を

 通過するんですね。乗換なしでこられます。

 でも普段は使わないので怒っていました。

 今回、やっと乗ることができました。」

 

この電車ネタは終始場内が笑っていたと思います。

安彦さんのトークのテンポ、素敵ですね。

 

「今回で3本目となります。

 1・2がガンダムらしくないと言われていましたが

 かなりガンダムらしくなってきました。

 ついにシャアとなったので

 池田さんは気持ちよく演じてくれました。」

 

柿原さん、前野さんは専門学校の同期という

お話もありました。

設定通りですね、と安彦さんは楽しそうでしたね。

池田さんもこれで同期ですよ、という

お話を振られたりとなごやか。

 

池田さん

「前回はエドワウ役でした。

 ORIGINの原作を読んだ時から、エドワウからシャアに

 自分がつなげてみたいという野望を抱いていました。

 それでオーディションを受けさせてもらい演じましたが

 やはり難しく、疲れました。

 

 第3話は本物のシャアを名乗っています。

 シャアという人物は37年間演じてきて

 僕の手の内にありました。

 

 しかし、あの子(エドワウ)とは仲良くなれず

 1回目を収録した後、1杯飲んでいる時に

 2回目を録らせてもらえれば、と考えました。

 後日、某アムロ・レイという人物の収録があり

 それが終わったあとに2回目を収録させてもらいました。

 ついにシャアとなった今回は、20才ということで

 こっちのもんだな!と思っています。」

 

役作りに苦労した分、シャアは生き生きしているのでしょうね!

エドワウは誰が演じても難しかったろうな~とは

キャスバル坊や時代から思っていましたけれど。

 

池田さんと某アムロくんのお話は

毎回笑わせていただいている気がします。

このお二人が一緒にいる空間には

まだ参加したことがないのですけれど

本編が続けば叶うのかもしれませんね……

あ、でもどうしよう、仲の良さに気絶するかも(滝汗)

 

潘さんに対し、今回の冒頭ではそのエドワウとの

別れの場面の朗読がありましたが、とのお話となり。

 

潘さん

「ガンダムのイベントでの朗読は初めてで緊張しました。

 朗読から上映という形で

 物語のバトンを渡すことができて光栄です」

 

こちらも緊張しました……

私は古いアニメーション育ちなので

役者さんと声優さんに境を敷きたくないな~

という派でもありますが、舞台劇は緊張するものですよね……

 

柿原さん

「オーディションの話があった時から

 もし自分がガルマという役をやるなら

 こういう方向性でやりたいというイメージがありました。

 

 そして正式に決まったあとは

 ガルマにとって一番身近な

 シャアを見て、成長させてもらおう。

 今のガルマから、池田さんの演じるシャアに

 少しでも肩を並べられるようになっていかないと

 皆さんが知っている後々のガルマに持っていけない、と

 考えて演じていきました。

 

 収録期間は1日でしたけれど

 ORIGINのシナリオの作り方は

 しっかりと核があり、できあがっていて

 役者が下手な小細工をする必要がないんですね。

 役に呼吸を合わせる

 役に寄り添って生きていく

 ──そうしていくと完成するんです。

 

 池田さんに「柿原ガルマ」を作りなさい、という

 アドバイスも頂きました」

池田さん

「今は優しくしておかないとね」

柿原さん

「怖いですよ!!」

 

柿原さん世代だと、やはり緊張するのだなと思いつつ

その気合いが見事な演技となった仕上がりだったと思います。

池田さんのいじりが楽しそうですね。

 

前野さん

「リノはオリジナルキャラクターであり

 おそらくこういう結末だろう

 という予想はありました。

 

 けれど、シャアに仮面を授ける場面は

 歴史に残ると思っています!!

 士官学校の成績から考えても

 時代が時代ならザクレロに乗って

 再登場したりするのでは……」

安彦さん

「そう、マンガにいないキャラクターなんです。

 ザクレロの件は考えておきます」

(会場拍手)

「リノに関しては脚本家のアイディアを

 そっくり頂いてしまいました。

 アニメ化するということでこういう展開も

 期待していましたが、良い方向になりました。

 彼のおかげでミステリアスに仕上がったと思います。

 また、アフレコでお会いしましょうね」

 

リノ生存説が熱く語られました。

私もすごくもったいないな~と思うので……

再登場……どうなるのでしょうね??

4話についてのお話も聞くことができましたよ!

 

安彦さん

「予告編はプレミア上映会では流れないんですよね。

 見たい方は劇場に来てください……

 あざとく感じてしまう方もいるかもしれませんが…」

池田さん

「戦いとは、常に二手三手先を読んで…」

 

(場内、盛大な拍手)

この会場にいる人は皆さま行くと思いますから

大丈夫ですよ──!!

でも予告編見たいなあ、と思ったりもします(笑)

 

安彦さん

「4話にはララァやアムロの友だち

 そしてモビルスーツも登場します。

 出てこないのは……ガンダムですね。

 ガンダムを見たかったら、続きを作ってほしいという

 要望、署名運動などを起こしてもらえればと思います。

 4話の原画は半分以上チェックが終わっています。

 スタッフがGW返上でがんばって……ああ、これは

 ブラック企業とかではないんですよ?

 みんなが自主的にがんばってくれているんです」

 

この後は上映期間や他イベント、グッズ情報などが

まとめて紹介されました。

ジオンイベントに備えて、池田さんに続いて

「ジーク・ジオン」を唱えたりと

楽しい時間もありましたね(手を間違えた気がします・汗)

 

そしてあらためてスタッフの皆さまに

お話を伺う機会もありましたが、ここでちょっとした

未確認情報が発表されたりもしましたね!!

(私は結構動揺して、終了後のトイレで壁打ちしたりしました・笑)

 

とりあえず、セイラさんは4話には出てこないそうです~。

でも収録には遊びにおいで(by 池田さん)と言われたり

イベントにはあなたがいないと(by 安彦さん)と言われたり

ORIGINのメインヒロインはセイラさんなんだなあ、と

改めて思ったりもしましたね~。

本公開期間がとても楽しみです!

いざ、出陣の用意をいたしましょう!!