『ちろり』

 

小山愛子の作品、全8巻。

 

『舞妓さんちのまかないさん』のスタイルが

この時期に確立したのかな?と伺える

大開港時代の横濱を舞台とした時代物です。

 

以下、感想です。

 

 

 

『舞妓さんちのまかないさん』の感想

書いた時点で読んでいたのはまだ序盤でして、

「青年誌掲載ラインのすけべえ表現

(キャラが堂々と主張する手法ではなく、

効果を指摘した読者がすけべえ呼ばわりされる

こずるい手法←私は好かないやつ!!)が

堂々と展開されている状態で開始している」という

具合でしたが、作者さんの画面処理がどんどん

上達するにつれて、その手法が抜けていきましたね〜。

 

第一話のリフレイン回が最終回前に

あったのですけれど、コマをカットしたり

カメラを引いたりしていて、こっちで

描きたかったのかもね?と思えるようになりました。

 

いいお話もたびたび登場するのですが

舞妓さん作中で引っかかっていた細かいあれこれは

おおらかさ優先の時代物ということで

カバーできていると思います。

 

雑誌にあるとほっとする枠なんだよな〜。