『没後20年展 三原順復活祭』第四期

 

5月15日(金)マックスターンに

行ってまいりました。

 

明治大学内、米沢嘉博記念図書館にて

全四期にわたって三原順の長期の展示会が

開催されております。

ラインナップは以下です。

 

◎第一期:2月6日(金)-3月2日(月)

グレアムと「はみだしっ子」特集

◎第二期:3月6日(金)-4月6日(月)

アンジーと初期短編特集

◎第三期:4月10日(金)-4月29日(水・祝)

サーニンと「ルーとソロモン」「ムーン・ライティング」「Sons」

◎第四期:5月1日(金)-5月31日(日)

マックスと「X Day」ほか後期作品特集

会場の休館日は毎週火・水・木曜日(祝日は開館)。

 

足の運べる方は是非行ってみることをおすすめします。

好評とのことで会期延長が決定しました!

期間は6月14日(日)まで。

第四期終了後は今までの第一期~第四期まで

(グレアム、アンジー、サーニン、マックス)

展示した作品から選んで再展示するとのことです。

……有休争奪戦がんばらねば。

 

 

マックスのブルーカラーが印象的な

イラストばかりでした。

彼はかわいいイラスト場面多めなので

物語展開とあわせた感想が

なかなか思い浮かびません……

 

サーニン、クークーが一緒の

イラストはもちろん展示されていました。

あれアンコール期間でも見たいなあ。

 

あとツイッターのRTで多めに回っていた

橋の下の話もありましたね……

あの場面だけ見せられても

肝心なのはその後のほうだったりするのですが(汗)

マックスは物語中で

階段が印象的な場面に立ち会うことが

多い気がします……

 

今回『Die Energie 5.2☆11.8』や『XDAY』の

展示もありましたが

ツイッターで回っていた電力会社のくだりよりも

私の好きな屠殺場のページが展示されていて嬉しかったです。

あの場面のルドルフ大好きだなあ。

 

☆☆☆

 

以下、アンコール希望展示物(笑)

・「奴らが消えた夜」……「グレアム大好き!」

・「愛しのオフィーリア」……「美しく老いるでしょう」

・「裏切り者」……「エル!雲が走ってる」

・「カッコーの鳴く森」

・カレンダー描き下ろし……グレアムペンギン

・レコード描き下ろし……全員集合絵

 

新規展示があるなら、クークーの

笑顔が見たいなあ……

あと大トリ的に見たいのは

「つれていって」ラストページだったりします。

なんで外したかが謎ですので。

 

クークーは振り返る。振り返る。

「おいで!クークー!!」

追いかけていくから!ボクの愛!!

──つまり、サーニンが見たいと(爆)

 

☆☆☆

 

以下、『はみだしっ子』について

ちょっと語りです。

『テレプシコーラ』終了後に

感想をブログに書いていこうと思ったのに

挫折したままですね。再挑戦しようかな。

 

……『はみだしっ子』という物語に

サーニンという存在がいることは

本当に救いだと思うのです。

 

一度は世界を拒絶したけれど

連れだしてくれたアンジーの手を

世界は悪いものではないと信じている。

 

どれだけ傷ついても

いつだって世界をまっすぐに受け止めて

誰かに手をさしのべて

駆けだしていくことを疑わない。

……最初に母親の亡霊を振り切ったのも

彼でしたしね。

 

だからグレアムはサーニンともっと

話そう、関わろうと思うんだがな!!(笑)

 

あの自分の願いに気づいていないというか

信じていないひねくれ長男は

自分に似ていてほっておけない(爆)

「愛せない」恐怖、というのは

すごくわかるものなのですが……

 

厳密には、他者に明らかになる好ましい形で

愛を証明できないと思いこんでいる恐怖。

彼にだって愛してるものは、ちゃんとあるのに。

それを、信じていいのに。

 

──親がどういう人間であろうと

自分の性格を自覚して修正する──

これは、親だけでなく

まわりの人々全てを当てはめてもいいのです。

でもすごく難しいよ、ジャック……(笑)

もう猶予期間がないことは私も自覚しているのですが。

22歳も過ぎちゃったしねえ(爆)

 

私は平気で嘘をつけるし書ける性格なので

多数決の右と左に別れて

どちらに決まろうと負けるのはボクの例え話を

今なら、どっちも勝ちだよ!って

言ってあげられるのに、と過去記事で

書いていた気もするのですが

その言葉が本当だったかも

今はよく思い出せないのです……