『花の詩女 ゴティックメード』TCX爆音上映会

 

 

4月17日(金)に開催された

ニュータイプ30周年記念イベントに行ってまいりました!

会場は同日にオープンした

ゴジラで有名なTOHOシネマズ新宿です。

 

当日あまり体調も良くなかったですし

限定1000枚のGTM仕様シネマイレージカードを

午前中に入手後ずっと映画館内をうろついていたという(汗)

春夏新作映画も楽しそうな作品ばかりですね。

 

記事内容はおおまかにわけて3つです。

◎イベント・上映の感想

◎交流オフ会

◎イベントを参加しての今後の展開について

 

三番目については、内容が内容なので

間を相当開けてあります。

今までの記事内容を読んでいる方には

おおよそ予測がつく文章とは思いますが(汗)

あまりプラス思考の文ではありません。

 

 

◎イベント・上映の感想

今回の会場は、音響が良いと評判の新映画設備こと

TCX。さらに「爆音」上映会と謳われていました。

オリジンを鑑賞した際にTCXを体感したのですが

ガラスの割れる音・雷の音・戦車の地響き

特に上から落ちてくる高音の響きが優れている設備で

とても楽しみにしていました。

 

新しい映画館だったので、シートもふかふか。

これは寝てしまうのではないか(笑)と

はらはらしながら上映開始!

 

……の、前に。

男性司会者の挨拶が始まりました。

(後で知ったのですがこの方がニュータイプ編集長だったとのこと!)

そして川村万梨阿登場。

momokoにもなっている、イベント和装スタイルでした♪

お人形さんのように華のあるお方でした!

さらに「13巻はまだか──!」とおっしゃってもいいですよv v

との万梨阿さんの言葉のあとに、永野護登場。

 

あっと驚く情報から、うん、知ってた(笑)という内容まで

客席の笑いを誘いつつ、終始なごやかにトークは進んでいましたね。

永野作品の夫婦(?)キャラがその場に立っているな

とつい思ってしまいました。

初めてトークイベントに参加した人の感想です。

 

上映からずいぶんたっていますので

ネット上にすでに情報出そろってはいるのですが

自分が特に残しておきたいな、と思ったのは以下です。

 

・ドリパスの上映イベントはTOHOシネマズで今後開催。

全国各地に広げていく予定。投票してね。

・『花の詩女 ゴティックメード』は『ファイブスター物語』です。

・上記を関係者には伝えていたのだが

誰も盛らさなかった。アニメ関係者のプロ意識はすばらしい。

・GTMは元々の絵も大きい上に情報量も多い

・安彦さんが「おまえのメカ描ける奴はいない」と

アニメ会社を紹介してくれた。

・富野監督が大量の絵を運ぶときに傘さしてくれた。

・今回の音響調整には監督自ら参加。

音響スタッフさんが眉を寄せていました。

・やはり映画は映画館ですね。

・13巻は6……月?

・ちなみに13巻表紙は2枚失敗してしまったので

3枚目のものとなる。そして現在途中……

 

☆☆☆

 

そして鑑賞しての感想ですが。

映画は音ですね!やはり音ですね……!!

音が大きいだけでは不満ありありという贅沢な私は

IMAX設備にも音で喧嘩売るという(笑)

大した傲慢さを備えているのですが。

 

今まで鑑賞した中では、共にスピーカーを持ち込んだ

○池袋開催・公開25周年イベント『AKIRA』

○立川開催・新作記念イベント『GODZILLA』

が音響環境では大満足の上映だったのですが

今回、新宿GTMが追加となりましたv v

この二つに比べると、まだ磨く余地はありそうですが(爆)

個人的には重低音の振動が足りない……スピーカーを足そう……

 

澄んだ高音。

吹き抜ける風。

降り続く雨。

戦艦の中に響く機械。

そして現れる戦闘兵器。

 

全てがTOHO系列では最高環境だったと思います。

TCX環境のある映画館はどんどん増えていきますし

特に高音のよい音響で楽しめたらいいですね。

 

◎交流オフ会

ドリパスの上映企画も相当数が重ねられていますので

すでに顔なじみの皆さまばかりが集まる交流タイム。

私は上映後のオフ会には不参加でしたが

顔を合わせた皆さまとはご挨拶できました。

 

頂き物はこちらです。多趣味な方が多くて

花の輪がどんどん広がっていきますね……!

417GTM

 

◎イベントを参加しての今後の展開について

……主にマイナス面について……

なので読みたい方はすばらくスクロールしてくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドリパスの経営がTOHOシネマズに移ったことで

上映できる映画館は狭まってしまったかもしれません。

 

あとお話ぶりの印象からすると

今後も投票→成立→上映枚数成立→開催

の流れは変わらないかと……

ちょっと、がっかりしてしまったというのも本音かもしれません。

実は投票総数上位にいるという状態なのですが

あまりがんばらなくてもいいかな、という……

 

ただがっかりの大きな要因はそこではないのですが(汗)

特に永野さんのトークの内容からすると

大きな技術革新がないかぎり

今後もソフト化は望めないと思います。

 

私もこの作品を20回鑑賞しているだけではなく

他作品10回鑑賞超えも普通になってきましたので(笑)

「映画は映画館で」という価値観自体に異はありません。

ただ、ソフト化の価値はそもそも

「映画館クラスの環境で視聴する」ことではないのですよね。

 

生鑑賞や生観戦の魅力や感動は

そこにいなければ得られないものです。

サーキットを駆け抜けるエンジン音も。

リンクに響くエッジ音も。

息遣いさえ届くようなピアノ音も。

振動で伝わるステップ音も。

 

ではなぜテレビで放送するのか?

録画するのか。販売するのか。

絵だって、マンガだって

生の作品と印刷物にははるかな差があります。

ではなぜ印刷発行するのか。再版をかけるのか。

 

作品自体が喪失していたり

権利関係に問題が発生したり

より多くの受け手に届く手段が

根本的に失われている作品はたくさんあります。

 

ビデオが登場した頃に生まれ

再放送が盛んな時期に映像作品に触れて育った者は

「生」だけの価値に拘ってしまうのは

手が届かない人たちに冷たいと感じてしまうのでした。

 

今でも浮かぶ光景があります。

2013年の1月頃、新宿の映画館に

特典ポストカードを目当てに

GTMを鑑賞に行った日のこと。

 

「ゴティックメード見たい!」

 

そう両親に話しかけていた

小さな男の子のこと。

より多くの人々に、特に子どもたちに

この作品の花の種が届くことも

きっと大事なことなのに、と。

 

という、主に愚痴でありました(笑)

今後も関東近郊で上映会が開催されれば

喜んで参加するとは思いますが

やはり胸につかえる物は残りそうですね。