『願い雪』

 

立川恵の作品、同人誌発表となる

『夢幻伝説タカマガハラ』の番外編。

 

現代サイドの颯太と那智の

冬のある日のお話です。

 

同人誌には記載されていた

丁寧な「注意書き」が

悲しかった記憶がある~。

 

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以下、感想です。

 

 

 

ひとりだけ誘われたと

勘違いする那智のくだりは

完全に恋するモードなんですよね~。

 

天体観測をしたくない理由については

圭麻の説明通りなんですが

(泰造の「丑の刻参り」は爆笑だ)

「みんなで」にもがっかりしただろうよ。

 

おまけのくだりについては

ギャグ調で颯太の告白を

におわせるの、那智が気の毒の

領域になりますよ……

 

☆☆☆

 

立川恵という幼年誌少女マンガで

長く活躍してきた作家にとって、

現代世界における、那智と颯太の

「恋愛」関係を進めるという選択がない、

というのはまあ理解できるのですが。

 

ただ当時のサイトの掲示板にて

那智と颯太はBLにならないでほしいという

書きこみが「優勢」だったのは

結構根に持っているのですよね~。

 

受容する側が、男性同士の恋愛表象を

嫌悪する感情を隠す気がなかったのは

当人同士が好きならいいのでは???

と未だに引きずってはいるのでした。

 

那智は身体男性・内面女性という理解で

問題なさそうなキャラだったしなあ……

仮に内面男性でも否定する必要はなかったし。

 

社長令息という設定が障害として

かなり盛り上げどころになりそうで

個人的には空想広げている二者なのでした。