『ファイブスター物語』2013年5月号

 

ずっとずっと待っていた

『ファイブスター物語』連載再開後第一回。

 

いつのまにやら6月号

発売日前日となってしまいましたが……

整理のためにも感想を書いておきます。

 

一応二部構成。前半は明るく

後半はあれこれ思い悩むの巻。

以後、FSSのネタバレを含みます。

 

 

運命の日、4月10日。

その日は定休日でしたので

予約していた本屋へと開店時間に駆け込みました。

 

ファンの90パーセントを失うとまで言われた

衝撃の連載再開の内容……についてですが。

ニュータイプの真ん中にFSSのマンガページがある

それだけでにまにましてしまいました……

本当に、長かったですね……

 

感想を一言にまとめてしまうと。

永野護は永野護でしたね。

連載中断中もずっと物語世界は進行していたのです。

新デザインをこんなに発表するとは……

年表があそこまで変わるとは……

 

GTMファンとしては

映画に描かれた時間と年表の時間の

世界認識の違い(?)が気になりました。

細かい要素感想を以下に。

あほなたわごと満載……

 

【本編】

・FSSのタイトルロゴだ!

・ハスハの皆さまだ!!

・シュマイスさんの取りだした道具で、ん?となる

・光の動き……

・見開きで数秒固まる……

タイトル?『GOTHICMADE』??

ロゴ?単行本持ったカレンさん??

・何よりも「25メートル」の衝撃

・カラーページで数秒固まる……

あれ単行本でそのまま収録するんだろうか?

エスト美人でした。

・ウークーツがアシリア起動時ではなく

登場時カラーだったの

さすが永野さん──!となった。

・ウークーツが激かわである。

・バーガ・ハリ結構好き。

・シュマイスさんにがたたたた。

「オレの腕にまだがれ」って何??

・しゅぺるたー……

・デコすけがでれた。

・三木さん、やはり登場か──!!

・ましょーの女とはなんのことじゃ。

・……二ナリスを私にください。

・二ナリスを私にくださいっっっ!(大事なので二回)

 

【設定】

・ダッカス……見開きの衝撃が尾を引くものの

色すごくきれいだと思う。

・このエストちゃんはエストちゃんっぽい。

・スクリティ隊のGTM早く見たい。

・カイゼリンがいる──!!

・らいおん・ふれーむの話ばっかり。

・見開きにコンコードいっぱい。

早くマスター登場させてください(デプレ推し)

・カイゼリン・スーツかわいいです……着たい……

毛糸の靴下ろくまんえん……

・全体に言えることだけど

デジセルのクオリティ上がりまくりですね。

細かい装飾まで楽しめて幸せ。

・フォーカスライトのチグメゾが

ビオランテっぽい。どんなGTMに乗ってたんだ。

・パワーバランス表……覚えられません。

・しかし坊ちゃまのGTMが『ジゼル』だなんて……

・Mk3リッター・ジェット──!!

・エンドレスってジュノーンのことだったの……ん??

・愛しのデプレくんの生存確認!

……いや、カイゼリン=エンプレス?の頃から

早々と殺されていたらどうしようと、おろおろしていたので。

・超帝國ユニオのぱわーばらんす表……すべて存命。

・一番の衝撃はジョーカー星団年表でしょうか

・トレーサーの頃からちょっとずついじられてるの気になったけど

・単行本12巻までに描かれた場面とも

時間軸が違っている。どう解釈すればよいのやら。

・デザインズ4……秋なら待てる!!

 

このような感じです。

このあとは真面目な感想なので

ちょっと暗めの内容も入ります。

みなが歓迎できる再開内容でなかったことは確かなので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

ああ、もう連載を中断したとき

いやその前から、ずっと考えていたのですね……

設定資料集まで目を通して

まず思ったことです。

 

デザインズ、トレーサー、カレンダー、グッズ、ニュータイプ

何よりも映画『花の詩女 ゴティックメード』。

これらは全てこの時へ、その先へ向かうために発表されたもの。

 

単行本が本屋に並んだら気づいて買うようなライトファンや

GTMの上映地域が遠すぎたファンの方々には

正直、酷な展開だとは思いました。

特に映画『花の詩女 ゴティックメード』に関して

公開地域の偏りが相当ありましたので

ファンならお金出してでも見るだろう!

という意見には賛同できないです。

 

私もGTM本編を見るまでは

予告映像の内容等からさほど……

期待できる仕上がりとは考えていなかったですしね(汗)

見た人の声が届く環境にないと

足を運ぶのは厳しかっただろうと。

 

とにかく休載期間が長すぎましたよね……

連載中断時に中学生だった私が

社会人になっているくらいなのですから(汗)

私がその頃の年だったら

11回も見られなかったよな……

と考えてしまうのも関係するかもしれません。

 

あと新しいものを受け入れない読者など!

と否定に走る声は賛同できません。

 

創作者は自分のみすえるものを目指して

走り続けるもの。

顕著なのはクラシック音楽と思われますが。

映画『2001年宇宙の旅』で使われた音楽は

すべて100年以上前の作品ですよ。

数世紀先のものを創らないと残せない。

 

ただ、受け手は「好きな」ものを選んでいいはず。

どんなに最新で優れていてお洒落なものを目にしようとも

古い「好きな」ものにこだわりつづけるその行為を

愚かと斬り捨てることはできないでしょう。

 

新しいものへの拒絶反応に対抗するべくとはいえ

ちょっと言い過ぎかな……という意見も

ちらほら見てしまったので。

 

私もず──っと待っていた

動くK.A.N.が見られなくなってがっかりですよ。

重装甲MH好き(自分含む)には結構ショックが大きかったかと。

また、私の愛しの

ドラゴン・ネイチャーもみな変化してしまいましたし。

 

筆頭のサンダー・ドラゴン名場面を始め

過去のアトロポスとすえぞうを見守る

遠い未来のすえぞう=L.E.D.ドラゴンの場面等が

大好きな私は、今後のセントリーたちのエピソードに

とまどいを隠せないと思われます。

 

だから離れるファンが「本当のファン」じゃないとか

「たいして」好きではなかったとか

そういう方向に広がってしまうのは嫌だな……

(そもそも本当のファンとか、そういう言葉が好きではない)

と花畑を眺めながらも考えてもしまうのです。

 

ま、作者は気にしちゃいないでしょうけど。

新しくパワーアップした物語世界も

過去の物語世界も素敵なことには変わりませんから。

時に熱く、時にひそやかに、私は想いをはせるのでしょう。