庭の話が広がっていくのである。
仙人と人の境はどこでしょうね(リンクはこちら)
以下、感想です。
五年前の過去回想が冒頭ありますが
王子くんが見てきた「こわいもの」
生き物はどれもかわいいし
剣は驚くものに思えるものの。
目玉は怖いし、あのデザインは
「ちがう」感じがしますね、という
絵の見せ方がすばらしい!!
手入れ中の庭が明らかに異空間だけれど
満開になったその時には
さぞ美しい庭になるのだろう、という
広がり方が素敵なのです。
王子曰く、春によく見えるあのふわふわした
虫たち、飛蚊症がモチーフっぽいの
ふしぎな感じはしますね。
子ども時代から見えてる個体です!
夢見る幻をこの世界に出現させるべく
駆け抜けてきた「創造者」はみな
仙人のようなものかもしれない、と
現実世界に思いをはせつつも
それを「業」と語るキャラを出せる
作家は強いのですよ~。来年はまとめて読めるな!