『エクソシストを堕とせない』第69話

 

帰れコールを浴びせたい

強欲の魔王の出番が

キャンセルされてしまった(リンクはこちら)。

 

以下、感想です。

 

 

 

教会側で神父くんに対し

不穏な心理行動をしている

マルコが支援担当なのは

まずくない?と読み進めたら

それどころではなくなった!!

 

マモンの復活にショックを受けた

神父くんはとうとう「人」について

悩むようになってしまったのね……

 

(みな口を揃えて「歴史は繰り返す」と言う)

(どうして?)

(差別も戦争も人が起こすものなのに?)

 

神父くんって教会関係書籍を除くと

恋愛の本しか今まで読んでなさそうで

できれば歴史書・哲学・心理学書あたりを

薦めたいのであるが……

 

人類が何度も愚行を繰り返すのは

「紀元前」から悩んでるようなことだよ!

それでも人は進むしかないのですよ。

まあ今最も必要なのは休むことなのに

それを許さない教会組織が悪いです←

 

神父くんの「疲れちゃった」発言を受け

怠惰の魔王は以前語っていた「夢物語」を

顕現させてしまうのですが

まだ神父くんの周辺だけなのかな~。

 

あとマモンがデートかよ?というぐらい

気合いを入れて準備しているのに

(しょせん男は男が好き、という点では正しい)

腹が立っていたので、戦いの直前で

怠惰さんが扉閉めたのちょっとガッツポーズです。

 

☆☆☆

 

そもそも神父くんに対して

傷ついている人間に対するケアを

する気はあるのか!?いやない!!という状況が

本編のみでもはっきり伝わる描き方なので

見事なまでに教会関係者へは因果応報なのですが

全世界の人間を巻き込むのは理不尽なので

突くならそこなのかな〜。

 

あと教会も魔女も魔王も

地球に生きている他生命体に

対する敬意どころか関心すらないので

どことも組みたくない!!となるのです。

 

生命の源である海の王である

リヴァイアサンはもっと敬われるべき存在だもんな。

怠惰の作る世界では彼女も困るだろうから

真っ先に動きそうではありますけれど。

 

この物語が詰んでいると思うの

聖書関係の神々が「本物」で

聖書の記述が「史実」というところ

なんですよね〜。

 

古今東西に伝わる様々な伝承から伺える

《きっとみんな同じ場所にたどりつく》といった

多様性が本当に無いのか!?と説教したくなるのです。