帰れコールを浴びせたい
強欲の魔王の出番が
キャンセルされてしまった(リンクはこちら)。
以下、感想です。
教会側で神父くんに対し
不穏な心理行動をしている
マルコが支援担当なのは
まずくない?と読み進めたら
それどころではなくなった!!
マモンの復活にショックを受けた
神父くんはとうとう「人」について
悩むようになってしまったのね……
(みな口を揃えて「歴史は繰り返す」と言う)
(どうして?)
(差別も戦争も人が起こすものなのに?)
神父くんって教会関係書籍を除くと
恋愛の本しか今まで読んでなさそうで
できれば歴史書・哲学・心理学書あたりを
薦めたいのであるが……
人類が何度も愚行を繰り返すのは
「紀元前」から悩んでるようなことだよ!
それでも人は進むしかないのですよ。
まあ今最も必要なのは休むことなのに
それを許さない教会組織が悪いです←
神父くんの「疲れちゃった」発言を受け
怠惰の魔王は以前語っていた「夢物語」を
顕現させてしまうのですが
まだ神父くんの周辺だけなのかな~。
あとマモンがデートかよ?というぐらい
気合いを入れて準備しているのに
(しょせん男は男が好き、という点では正しい)
腹が立っていたので、戦いの直前で
怠惰さんが扉閉めたのちょっとガッツポーズです。
☆☆☆
そもそも神父くんに対して
傷ついている人間に対するケアを
する気はあるのか!?いやない!!という状況が
本編のみでもはっきり伝わる描き方なので
見事なまでに教会関係者へは因果応報なのですが
全世界の人間を巻き込むのは理不尽なので
突くならそこなのかな〜。
あと教会も魔女も魔王も
地球に生きている他生命体に
対する敬意どころか関心すらないので
どことも組みたくない!!となるのです。
生命の源である海の王である
リヴァイアサンはもっと敬われるべき存在だもんな。
怠惰の作る世界では彼女も困るだろうから
真っ先に動きそうではありますけれど。
この物語が詰んでいると思うの
聖書関係の神々が「本物」で
聖書の記述が「史実」というところ
なんですよね〜。
古今東西に伝わる様々な伝承から伺える
《きっとみんな同じ場所にたどりつく》といった
多様性が本当に無いのか!?と説教したくなるのです。