三平くんの新たな友人が
登場する読切集。
以下、感想です。
★読切「角鷹フィッシングの巻」
少年鷹匠の鷹に三平くんが
釣りを仕込むお話。短編連作です。
読切ゲストがライバル役者なのは珍しい。
途中何度かはらはらさせますが
因縁の相手である古狐との
対決に備え、自信をつけていった
高根号の姿がたくましい!
これから起こる出来事ということもあり
勝敗の行方は描かれていませんが
きっと高根号が勝ったのだろうと
思わせる、余韻の残るラストです。
★読切「おとりルアーの巻」
正治くんの発言をきっかけに
鮎のとも釣り用のルアーを作るお話。
三平くんの「天才釣り少年」という名は
手先が器用で、運動神経抜群、
常に創意工夫を絶やさぬ姿勢により
得たものなんですよね~。
作者の解説により、作品発表時点で
実際に売られているとわかります。