『釣りキチ三平』第50巻

 

テレビがカギとなっている作品が

揃った読切集。

 

以下、感想です。

 

 

 

★読切「ライギョVSミサゴの巻」

ミサゴの番組撮影に来たテレビクルーに

三平くんが協力するお話。

 

獲物であるライギョとの戦いについて

「王者」の形容詞を用いたり

ライギョの動きの撮影に釣り人として登場したり

大活躍の少年なのでした。

 

 

★読切「お里鮒伝説の巻」

戦国時代の悲恋にまつわる

片目鮒のお話。

 

片目になる原因は

池の水ではないかとの

仮説を立てる三平くんと

「気泡病」を教えてくれる

理学博士の手紙で終わるのです。

 

 

★読切「フィッシングかあちゃんの巻」

テレビ番組に出演するほど有名な

女性釣り師と三平くんが交流するお話。

かあちゃんは見事な腕前で盛り上がる。

 

節足動物や無脊椎動物を

苦手とする女性が多いのは

私も後天的なものだと思ってるけど

「男性の気を引くため」説は違うだろうなあ。

なぜなら男も実は足が多い・ない動物を

嫌っていることが多いので(爆)

 

矢口高雄はこの時代の作家としては

女性の人権・主体に配慮できているほうですけれど

男性は女性の気を引こうとはしないのかね?とか

そのへんは男性性に甘いんですよねえ。