『釣りキチ三平』第43巻

 

深刻な死者の出るお話は

やはりきついよねと思う読切集。

 

以下、感想です。

 

 

 

★読切「早暁のヒメトロの巻」

早朝にヒメマスのトローリングを

するお話。に終わらず別の釣りに続きます。

 

ゲストの服部さんのように仕事・趣味を

両方きちんとできている人は

優秀なんですよね~。

なぜなら体力が続かないので……

 

 

★読切「蝉しぐれのブラウンの巻」

引き続き服部さんとの釣りのお話ですが

外来種のブラントラウトに挑戦です。

 

警戒心が強い魚で普段はできなくとも

蝉が湖に落ちてくる時期だけ

釣りができるのは魅力的ですね~。

 

 

★読切「梁川流梁秘伝」

三平くんが初めて誘われ

川に簗をかけるお話。

後継者として秘伝書を託され

杢兵衛さんは死す……という重い結末。

 

《いつまでも好きなことをしていたいから

今の環境を守りたい》という考えすら

持てない人の多さを思うと

三平くんはいつまでも先進的な子なんだよな。

 

 

★読切「三平式珍ドウ作戦の巻」

ドウを見つけたことをきっかけに

既存のしかけをドウに応用するお話。

 

わざわざネズミ捕りを選んだのは

ユリッペに自慢したかったからなんだろうか

などと考えてしまう、お年頃ですね……