『釣りキチ三平』第32巻

 

長くとも二話ぐらいで完結する

読切集は久しぶりかもしれませんね。

 

以下、感想です。

 

 

 

★読切「巨鯉釣り大作戦」

多くの釣り人が創意工夫を凝らし

挑む巨鯉釣りに三平くんも加わる話。

作者が聞き手として物語に

登場しているのが面白いのです。

 

一平じいちゃんは登場しませんが

ベテランじいちゃんが良い味を

出しているのだった~。

 

 

★読切「トモ釣り伝受の巻」

会社で誘われたことをきっかけに

鮎の友釣りに挑む青年に

三平くんが釣り方を教えるお話。

 

最初の話を飾った鮎は

この後も何度か登場する魚ですが

矢口作品での語り口はわりと似ているのだった。

 

 

★読切「おっぽり沼の緋鮒の巻」

埋め立て予定の沼から釣れた不思議な魚が

その土地を守ってくれるお話。

緋鮒の生息地が天然記念物指定なのです。

 

正治くんによる「師匠」呼びが

定着するのはこの回からです。

それまでは「三平さん」呼びだった!

 

 

★読切「手形沼の指切り魚の巻」

金色に光る謎の肉食魚の

正体に迫るお話。指に見立てた

ソーセージのエサは面白い。

 

目撃者の証言を組み合わせていき

アルビノのライギョでは?と

最終的に推理し、作戦を立てる

いつもの三平くんなのです。