『釣りキチ三平』第26巻

 

読切集なのですが

ほぼジャックさん登場回につき

中編とも呼べるかもしれない。

 

以下、感想です。

 

 

 

★読切「古沼の大怪魚」

頭がワニ・体が魚という

不思議な生物を釣るお話。二本立て。

食性を確認してから挑戦する

三平くんはさすがなのです。

 

間違いなく外来種である

この魚の正体を募集するコーナーが

最後に登場し、今回は終わる~。

 

 

★読切「小さなビッグ・ゲームの巻」

大きな仕掛けで大きな魚を釣る

ビッグ・ゲームを求めてやってきた

外人さんことジャックに

小さな仕掛けで小さな魚を釣るのも

またビッグ・ゲームと返すのは粋ですね~。

 

タナゴ釣りを提案する

一平じいちゃんのアイデアもすばらしく

ジャックさんも悪気はない人なので

三平くんの魅力にすぐ気づくのは良いバランス。

 

怪魚の正体はアリゲーターガーとの

回答があるのです。

口を開くと確かにワニなお魚だよね。

 

 

★読切「タナゴ釣り大会の巻」

読者から好評だったのか

作者もノリノリだったのかは不明ですが

ジャックさん参加がしばらく続く。

 

釣ったタナゴを両手のひらに

何匹乗せられるかを競う「掌賞」を

異邦人であるジャックさんに優勝させるべく

こっそり奮闘している三平くんが素敵です。

 

 

★読切「ジャックとユキシロヤマメの巻」

西洋の毛ばりことフライフィッシングが登場し

ジャックさんの本来の良さが

発揮されてみんな幸せな回。

 

とはいえ三平くんがヤマメではなく

クマを釣ってしまうくだりは

少年マンガらしく平和に終わりますが

作者コメントでクマの脅威を知れる。

 

 

★読切「黄金谷のキンイワナの巻」

フライフィッシングの特性を生かし

黄金谷への挑戦を進める

一平じいちゃんはしっかりした大人だ~。

 

キンイワナの正体ではアルビノ

ではないか?との話の中で

魚には黄化現象が起こるとの説明が

作中・コーナー双方でされるのです。