ハリウッド版『名探偵ピカチュウ』

 

公開初日に字幕版を見てまいりました〜。

吹替版は見ておりませんので

この記事では特に触れません。

 

レジェンダリーはあっちこっちに手を広げていて

好きなジャンルであれば上手くやってほしいなあと

思ってしまうものではありますが(ガンダムとかヒロアカとかね)

こちらの作品はゲーム『名探偵ピカチュウ』を

下地にしているということと

解禁映像がなかなかの出来なので楽しみにしていました。

 

時間と表現とを子ども向け・PG指定に収まるようにと

調整した結果なのかなあ……というような感想がまず出る

思っていたよりはシリアス寄りの作品でしたが

遊び心あふれる映画だったと思います。

 

赤緑メイン、あとはあちこちちょこっとだけかじってる自分よりは

がっつりファンの方ほど楽しめるのかなあ?

ともふと思ったりしたのです。

エンディングは絶対に見届けるのだぞ!

 

以下、ネタバレです。

 

 

 

「父と子が関係性を修復していくお話」を

ポケモンのいる世界でやったらどうなるのかな?

ということで軸はわかりやすいストーリーでした。

 

お話があっちゃこっちゃ向かってるのは

わかりにくいなあ、とは感じましたけれど。

あとゲームでの推理要素はほぼなかったので

探偵?とは思いましたよ。

 

続編を作るのかも?とささやかれてきましたが

この着地は思い切ったようにも思えます。

私としてはダンジョン作ってほしいなあ……

 

ポケモンはもうかわいくてかわいくて

「動く」時に魅力的になるCGデザインの落とし込みがすばらしく

スタッフがんばってくださってありがとうございます──!!

とひれ伏しました。みんなつるつるじゃ困る〜。

かわいいは物理力で殴り込みをかけるのじゃ!!

 

ライムシティに引っ越すにはどうしたらいいんだろう……

私はパートナーにするなら炎か虫か怪獣か迷いますねえ。

エンディングがすごく楽しかった。カタカナがいっぱい!

 

キャラクターごとに触れていきます。

 

 

☆ティム

主人公としてはちょっと弱い気がしました。

まあ原作とか派生展開では

主人公の無茶ぶりが目立つのでね、ポケモンは……

 

喪失についての演技は

踏み込んでもよかった気もしている。

いつのまにヒロインに惚れたの?とは思いましたけれど

キスシーンとかはなかったからいいかな。

 

 

☆ピカチュウ

もふもふかわいい。

あんまり親父っぽくないな?と思ったのですが

役者のアドリブは80%カットされたらしい

ポケモンカンパニー働きすぎだ。

 

親父さんならきっと……というくだりは

とてもいい場面でしたね。

途中でべそべそ泣きながら

歌っていたのは海外版のOPなのかな。

 

ゲームでもうすうすそうなんじゃないかな〜と思っていた

正体(=父親のハリー)についてはそれでも驚きました。

とはいえゲームとは違って元の姿に戻れたので

続編はどうするのかな?とも思ったのです。

 

エンドロールにて

センターに輝く大谷育江の文字が

まぶしかったです!!普通のピカチュウかわいかったよ!!

 

 

☆ルーシー&コダック

途中の施設に飛び込む時

明らかにポケモンGOトレーナースタイルだった。

コダックリュックがかわいい。

 

ヒロインの欄にくっつけておいてあれですが

ヒロイン大賞はコダックのものだと思いました。

瞳の処理が興味深かったです。

「ねんりき」が破壊力強すぎて笑った。

 

 

☆ヨシダ警部補&ブルー

ドクター・セリザワよりは

いっぱいしゃべることになるんだろうか?

他人にはかわいい表情見せない

ブルーちゃんがかわいかったのだ。

 

 

☆カラカラ

わんわん泣いているところが切なかった。

ポケモンに人語はわからんという世界らしいのですが

まあ……通じるものはあるんだよね、とも思うなど。

 

 

☆エイパム

キャスティング動画でも

怖い顔をしていてどうしちゃったの?と

心配していた子。理由があってよかった。

続編あるなら最初から最後までかわいくしてほしい。

 

 

☆プリン

かすかに聞こえる美声が気になる。

でも眠っちゃうんだろうな〜。

キャスティング動画の前髪ぷうの破壊力ワンダフル。

 

この子がふわふわなのには抵抗ない派です。

プクリンさんが確か高級毛皮もちだったはず。

 

 

☆バリヤード

マイム質問は楽しい時間でした。

動いているとかわいいよね、みんな、うん。

 

 

☆ゲンガー&カメックス

ゲンガーはさすがゲーム冒頭でバトルしていた子だ。

かっこよかったです。顔怖かったけど、戦闘中だ。

カメックスさんの水技もよきよき。

 

ライムシティでは本当にみんな技を召喚しているという

理解でよさそうなのです。イメージ映像ではなく。

となると片付けが大変そうだねえ……

 

 

☆リザードン

御三家進化後では一番いい役もらっていたかも。

とあるキャラが登場して正気に戻った時の

あ、やべえ、の顔がドストライクであった。

 

 

☆コイキング&ギャラドス

予告にコイキングがいるのを見て

ん?ということはギャラドスいるの??と気になり

中国語版では大活躍しているのを発見できました。

とはいえあの場面は知っていても笑うしかないですね。

 

 

☆ドダイトス

あの予告での山津波の犯人であった。

このシークエンスいるの?の筆頭カットではありますが

作りたかったんだろうなあ……!!で納得する。

 

 

☆フシギダネ

とてもいい役をもらえていて私は嬉しい。

お花が咲いている子もいてかわいかった。

図鑑No.001は一番いい数字なのですよ!

 

 

☆ミュウツー

予想よりもずっとミュウツー映画で

驚きました。ハリウッドでもお声はよい。

もはや魔法使いかな?という超パワーを備えていましたという。

 

カントー地方から逃げ出したということは

ひょっとして……?と思わせてからの

アニメポケモン予告編はちょっとずるい。

こちらも演技を聞きたいので行く予定です。

 

 

☆メタモン

今回大活躍していたポケモン。

開発されて変身才能が開花したのであろうか。

ピンクの髪のお姉さんもメタモンだったと

思うのですが、スマフォ打ち込んでたよ?

 

 

☆クリフォード父子

ピンク髪のお姉さんに連れて行かれた先が

親父さんだったということで

黒幕がすんげーわかりやすかった。

 

シティの成り立ちについてのくだりで

病から治るためにポケモンと共生するという話がありましたので

追い求めているうちに狂っちゃったとかそんなんかな……

 

ミュウツーの肉体をのっとって大暴れのラストシーンは

画面の前でぽかんとしてしまいました。

このへん追求したら、いくらでもどろどろ映画にできたから

このぐらいの表現でいいのかもしれない。

 

私は人外好きだし、来世は人類になりたくないと思いますけれど

自分のまま人外の肉体を乗っ取りたいとかそういうのは思ったことないので

(情報生命体にはなりたいとは思ったことあるけどねー)

まあ思うまでは自由だけど、やっちゃいかんだろと冷ややか。

 

この親子は主人公父子とも対比させたかったのでしょうね。

息子さんについても色々描写があれば

よかったのかもしれないな、と。