『トナリはなにを食う人ぞ』

 

ふじつか雪の作品、全3巻。

 

続編読了後に読み返すと

主人公のすずなちゃんに料理を教える隣人こと

初期瀬戸くんがめちゃくちゃスパルタなので

逆に面白い……この二人が結婚するとは!

 

以下、感想です。

 

 

 

主人公が大学に入学後

隣人と劇的な出会いを果たし

社会人になっていくまで。

 

農家の一人娘として(跡継ぎ云々は本気ではない)

両親に「愛されて」育ってきたんだな、と

一番最初のエピソードで自覚できるのが

主人公の強さでありましょう。

 

勉強を真面目にこなしてきた優等生で

大学デビューを狙う際も必要要素を

こつこつとこなしているの

社会人向けに展開していく上ではよいですね~。

 

料理についても「全くしたことがない」が

スタートではありますが

当人が食べるのが好きという長所もあり

どんどん上達していくのに納得感があります。

 

ちなみに私は瀬戸くんの嫌いな

毎日同じもの食べても平気な人なので

(というかASDなので、そのほうがほっとする)

師弟関係としても良い組み合わせであったな~。

 

恋愛的にタイプでは「ない」からこそ

長い年月を重ねていける

パートナーとなっていくのでしょうね、という

予感のみで本編は終わっております。

いちゃいちゃは!してない!!