『ニッポン博物誌』

 

矢口高雄の作品、ヤマケイ文庫版。

 

『釣りキチ三平』が連載されていた時期に

少年サンデーで掲載されていた

里山自然を舞台にした短編集。

時代劇が何本かあって面白い!

 

以下、感想です。

 

 

 

カラスとおじいさんの話が

ダントツで好きです……!!

あとがきによれば

モデルになったカラスがいるそうな。

 

カラスの羽は真っ黒ではなくて

光を受けてきらきら輝くし

動きも表情もかわいいんだよ~と

いうことは、近年は広まりつつある……よね?

 

この頃の矢口高雄の

月間枚数はかなり多かったと

思われるのですが

絵が崩れないのは昭和の作家さんだな~。

 

というか、この時代に活躍した

男性マンガ家さんたち、基本的に

体力おばけであると思われる。

 

戦中・戦後を生き抜いている時点で

基礎体力が違いますのでね。