矢口高雄の作品、ヤマケイ文庫版。
戸川幸夫原作シリーズです。
どちらも人に飼われている
「狩猟」生物のお話でした。
以下、感想です。
★『爪王』
クマタカ夫婦に育てられたメスが
独り立ち後、鷹匠の相棒となり
因縁のアカギツネとの戦いに勝利し
真の王となるお話~。
鷹匠のじっちゃんと少年が
良い仕事をしているのです~。
(原作では少年ではないよ!)
このアカギツネも夫婦で生きていれば
また別のドラマが生まれたのだろうな。
★『北へ帰る』
タイトルでもしやと思いましたが
都会へと売られた高安犬が
故郷へ帰るお話~。
犬を理解していないのに
犬を欲しがる人間が理解不能。
素人が猟犬に手を出すものではないのだ……