『バーフバリ 伝説誕生』

 

二作目に???となりながらも

面白い作品に感じたことは変わりないので

引き続き、一作目を見ました。結果。

 

わあ!こっちのほうが私は好きだな!!

特に前半、成長した主人公が

いるべき場所に戻る旅のくだり!!!

という感想になりました。

 

以下、ネタバレです。

 

 

 

☆映像

衣装がきらっきらには変わりなし(語彙力)。

汚しがきちんとしているのは

いい映画という思い込みがあるのですが

その点でもかなりよかったです。

 

あとこちらは大きな自然がたくさん見られて

気持ちよかったなー。水はいいですね。

アクションが二作目ほど大量ではないせいか

(見せ場が蛮族との戦争パートでしたしね)

落ち着いて見ることができたのもプラスです。

 

キャラクターの話は

二作目より少なめです。まとめてしまいますので。

 

 

☆バーフバリ(子)

赤子から成長した主人公が

己が何者かを知る旅に出るという

王道英雄譚に添っていたので

二作目よりは物語に自然と入り込めました。

 

恋愛に関してはとーちゃんそっくりでしたね。

アプローチそれでいいんか!

結果的によかったようだからセーフか!!も含めて。

 

育ての父母が早めに死んでいるとか

お前はあの滝の向こうからやってきたと知らされるとか

幼少期からむきむきパワーを発揮してきたとか

色々と細かい部分を調整してほしかった気もする。

 

「父の後を継ぎ王となる」

「今まで知らなかった女性を母として守る」

といった二作目の動きも自然だったんじゃないかな。

 

せめて「実の子どもではない」については

早めに知っているほうが……なんか育ての母さん気の毒だよ。

 

 

☆アヴァンティカ

噂に聞いていたかっこいいヒロインって

あなた様のことですね!!

とひれ伏しました……

ぼろ服の美女から晴れ着の美女までこなすとは

さすがだぜ……恋愛きらきらは減らしてほしかったけど←

 

まあ、あの豪華衣装はイメージですが。

てか帯くるくるって世界共通なの……

とちょっとあせるなど、ふう。

ぼろ服のまんまで美女っぷりを

讃えるとかは別の作品に期待しよう。

 

生まれの境遇と成長し身につけてきたものと

内側に秘めているものの

バランスが良かったなー、うほほー。

 

このヒロイン見た後で

二作目でのあの王族女性2名見たら

もっとがっかりしていた可能性高い←

 

実は生き延びた王族の姫君とか

そういうどでかい設定があると

バーフバリときらきら恋愛しなくとも

最強のパートナーになれたのでは

という気もしなくもない。別の作品に期待しようかな。

 

 

☆デーヴァセーナ

内乱招いたの彼女なのでは疑惑が

ほどけないまま見ているので

彼女の執念にもあまりついていけず。

 

滅んだ自国の民があんなにもがんばってくれる

カリスマ性を二作目で出してほしかったねえ。

てかあの引きをつくるなら、そのはずだったんですよねえ。

 

王様に無理矢理犯されて

男子(バドラ)を生むが、幽閉されるのであった

くらいのえぐさも欲しかったかも。

だって古代だし!

 

 

☆バラーラデーヴァ

二作目だと突然強さが発揮されて

びっくりだった悪役の王様も

優秀な王子として育った過程が

見られて満足です。

 

でも近い存在を対等に育てるのって

やっぱ危ういよなー。

国母は差を示していたにも関わらず

見せつけられるもの、のほうが良かった気もする。

世界各地の王族の歴史あるあるですし。

 

彼の鬱屈した部分は父親によって

形成されたと思われますので

もっと男のどろどろは出しておくべきだよね。

 

 

☆バドラ

一作目でもあまりキャラクターが

はっきりしていなくてちょっと気の毒。

王様にお妃様がいる様子がないので

妾の子なのかな……どうなんだろう……

死んだ可能性も高いですけれど。

 

デーヴァセーナのくだりでも触れましたが

愛されなかった息子要素とかが

あると盛り上がるような気もする!のよね!!

 

 

☆シナリオ

細かい部分を含めて二作目よりも好きです。

あちらで気になったほどの

観客視線を意識している故の不自然さはない。

蛮族描写はなんというか……

ハリウッド映画に通じる無神経っぷりも垣間見えますが。

 

1:バーフバリ(子)の目覚め

2:バーフバリ(父)の栄光

3:バーフバリ(父)の凋落

4:バーフバリ(子)の帰還

大まかな区切りはこんな感じのため

長さがつらくなってくるのはどうしようもないかな。

せめてインターミッションを!

インターミッションをくれえ!!となります。

 

物語の引きがあれでええ!どうなっちゃうの!?とも思いましたし

いくつか見せてもらったイメージショットもきれいでしたので

次の作品楽しみだな! → 予算増えたのありがたいけど

見たかったのこれじゃないいいいいい!!!!と

叫んだ可能性が高いです(ええー)。

追いかけてなくてほっとしました。ふっ。