『環と周』

 

よしながふみの作品。

 

スタートは現代ですが

色んな時代の環さんと周さんを語る

オムニバスシリーズ。

 

以下、感想です。

 

 

 

かつて運命の恋人であった二人が

幾度も生を重ねめぐり合う「恋」物語、

であれば他作品がいくつか浮かぶのですが

友人であったり、ご近所さんであったり、という

バリエーションが魅力的です。

 

女学生がいる頃のお話と

エイリアンを上映している頃の

お話が好きだな~。

戦後はちょっと脇が甘いので。

 

山岸凉子『雨の訪問者』もそうですけれど

ちゃんと自立した独身女性は

それだけで何か「悪い」ということはないけれど

《小さな命に愛を与える》のはまた

別の幸福なのでしょうね~、と愛犬を思い浮かべるのでした。

 

(しかしフィクションの独身女性、丁寧に生活してるよな)

(『ひとりでしにたい』には同類感がすごくある)

 

しかし現代中学生のお嬢さんが

3日分ほど洗濯物をためるのを嫌がるの

そうなの???と思ってしまった。

独り暮らしだとためるの普通だもんな~。