劇場版『シティーハンター 新宿PRIVATE EYES』

 

公開初日に見てまいりました!

こだま監督、お帰りなさい──!!

次の新作も全力でお待ちしております!!!!

いや、作る気ありますよね!!??

 

楽しみすぎて前売り買ったのですけれど

よくよく思い返すとJW一作目以来なんじゃねーか……

てかここ数年だとあとはGODZILLA(2014)しか買ってない。

ROは初日から立川で貢ぐ気満々で前売りはパスしてたし。

 

スタッフさんはちょっと心配でしたが

大事なのは「監督」なので

そのあたりの信頼度は高かったです。

20年ぶりの新作ということもあり

「お祭り映画」としてきちんと仕上げてきてすばらしい。

 

声優さんは文句なしに良いです。

男性声優さんはなんやかんやでそろうけど

女性声優さんはなかなかそろえてくれないので

(このへんいわゆる映画の50歳男の相手役が20歳女問題にも通じそう)

これだけ耳が幸せになれる作品はそうはないぜ──!!

ということで最初から受信機全開、めでたく寿命がのびました。

 

さて映画の感想に移りますが

私はアニメの『シティーハンター』は好きなんですけれど

原作についてはそんなに好きではないです。

「『キャッツ♥アイ』でついた作者の女性読者を振り落とす」の

ターゲットにばっちりはまりこんでおりましたので(爆)

アニメが好きなのは、監督のこだまさんが原作とは逆に

「女性視聴者を獲得する」ために配慮してくださってるからです。

 

『キャッツ♥アイ』についても原作派とはいえ

海外に行った後のお話はなかったことにしてますし。

影響下にある『怪盗セイント・テール』ラストが

本来あるべきラストだったと思っています、ええ。

 

北条作品の設定構造はいい線行ってるんだけど

その中でのキャラクターの扱いって

わりと首をかしげることが多いんだよなー。

 

『エンジェルハート』もドラマ版は好きという

基本的には他の方のフィルターを通すと

好きな作家という位置になります。

そのあたりのお話もしておりますので。

 

 

以下、ネタバレです。

 

 

 

 

☆シナリオ

現代にアップデートされているけど

ちゃんとシティーハンターでした。

掲示板アプリはいいなあ!と思いました。

私も書き込んでみたい……

 

ハードボイルドとギャグのブレンドが絶妙でした。

スタッフに5:5だと思われていたところを

こだまさんが2:8だと修正したらしく

そうなんです!!!!と赤べこ状態に。

 

リョウさんと亜衣ちゃんのファーストコンタクトでの

いや、今どこ歩いてきました??のあたりとか

多用される昭和のあきれカラスとか

これは大嘘まみれの、だけど最高の「おはなし」なんですよ

という示し方がうまい……

 

こだまさんがスタッフの作品像を統一するというくだりで

男性スタッフ:ハードボイルド

女性スタッフ:コミカルでありながらかっこいいリョウ

という説明をしているのですが

この分け方はおおざっぱだけれど、合っている気もするんですよね。

 

最後のカットは『ルパン三世』とのコラボ

期待していいんですか──!!??

貢ぎます!!!!という私得な場面でした。

 

これは宣伝の話にもなるのですが

キャッツアイについてはシークレットキャラが

良かったかなあ……本当に自然な流れで登場していたので。

 

シティーハンターを見に来たと思っていたら

ゴジラとキャッツアイとルパン三世が始まっていた!!

という感覚を、味わってみたかったのです。

キャッツアイ情報を開示したのは多分

藤田さんの件が影響した気もしてはおりますが……

 

小ネタが多いのも大変楽しめました。

映画終わったらお店が閉まっていたのでできませんでしたが

今度プレミアムモルツをまとめ買いしようと思います。

「夜間飛行」は素敵な香りなんですよ、廃盤残念。

 

 

☆作画

絵に関しては残念というか

もったいない感が強い。もっと描けそうなのに。

コンテはいい仕事してるのと

アクションはきれいに動いていたせいもあって。

 

高橋さんは主に女性キャラ担当したのかな?

清潔感があってさすがの仕上がりと思いました。

首と太ももとお尻がしっかりしている絵は

いいなあ……とも思えたものですが。

 

とはいえスタッフをよくよく見ていたら

ORIGINの人も集まっていたようなので

絵の準備期間を用意していれば

仕上がった感はあるかもですね。

 

 

☆音楽

エンディングがGet Wildなのは

大々的に告知されておりましたが

冒頭から知ってる曲が流れてきて

まさかこれは全部流すのでは!?

と、期待値振り切れました。

 

音楽から漂うこの香りは

昭和……バブル……お金があるという点に関しては

本当に、いい時代ですねえ(泣)

帰宅したら速攻でコレクション購入していました。

 

個人的には一期OP派なので

一番いいところで流れた!よっしゃあ!!となるなど。

エンディングの入りはすばらしかったのだけれど

どちらかというと槇村さん振り返りに

号泣してしまいました。

 

そうなの、私は海坊主派なんだけど

槇村さんが生きていれば彼が一番だったの──!!

おかげで役者さんの確認がろくにできなかったよ!(褒めてます)

これは通わないといけませんね~。

 

 

☆リョウ

多分収録はストーリーの流れに沿って

だったんだろうなあ。

 

冒頭はちょっとひっかかったのですが

物語が進むにつれて、はっきり言うと

「もっこり」発言が飛び出したあたりから

どんどん若返っていく神谷さんがすごかった……

 

準備に時間をかけてくださったとのことで

すごく嬉しいです。

小五郎さんやってた時より

若返ってるんじゃないだろうか。

(まあキャラの年齢が違うが)

 

なんでこの人生きているんだろうアクションを

こなしていけるキャラクターって強いですね。

ルパンの飄々っぷりとは別のかっこよさがある。

 

こだまさんが女性視聴者を増やすために

当時のフェミニズムの本などを読んで研究して

「リョウがすけべをしたら必ず厳しい制裁が入る」は

今作でも徹底されていて、安心して見られます。

(あくまでも「当時」なので……そこは足りないけどね)

 

視点の持ち主が存在するサービスシーンこと

すけべえカメラってこんなに快適なんだ……

懐かしすぎて涙が出てくる……

 

あとここは超えちゃいけないのラインは

ちゃんと守っているので、当たり前なんですが嬉しい。

リョウちゃんは美味しい酒で女性をつぶして

襲うようなクズではないんだよ。

実在するクズは私は全員首切りに処したい。

まあ無理だから、自分の創作ではそうしちゃうんだけど←

 

「もっこり」を台詞にしたのは

本当に表現の革命だったと思いますし

監督がこだま兼嗣、演者が神谷明だったからこそ

成り立っているぎりぎりのラインでもあるなあ。

 

 

☆香

冒頭のカーチェイスかっこよかった、ひゃっほー!!

ヒールなのはすげーな。緋沙子母さんでさえ靴は変えるのに。

(とはいえ、あっちのほうがリアルだと思うんだけど)

(せいぜい高速で120km踏むのが楽しい程度のAT車乗りだけど)

 

とはいえ香さんの真の魅力とは

リョウさんが「もっこり」した瞬間に

さあ!ハンマーはどこから来るのだ!!と

正座待機してしまう素敵ヒロインであることだ。

 

週刊連載での三姉妹の描き分けが大変だったので

それを全部かけあわせたヒロインが香という

北条さんの言いぐさについては

『キャッツ♥アイ』ファン的には

ガンダムの最終回で顔が壊れて作画が楽になった!発言くらい

許し難いとは思っているのですが

長年の活動の中での色々なコメントを拝見すると

本気だったのか……とやはり引きます。

 

とはいえ、創作上のキャラクターは完全に

創作者の支配下におかれるわけではありませんので

伊倉さんというすばらしい演者によって生まれた

アニメの香さんは大好きな女性です。

 

 

☆冴子

麻上さん久々!嬉しい!!

一発は残してあげているあたりが

本当に優しいなあと思います(え?)

 

公安をあごで使いまくってるの

すかっとする。冴子さんみたいな

おまわりさんが本当にいたらいいのに。

 

短いスカートって武器隠し用なんだなあという

間違ってはいないけどかなり怪しい認識は

不二子ちゃんと彼女によって

培われたと思っております。

 

 

☆海坊主

玄田さんは変わらないなあ……

むかしからしぶい人ってお得な気がする。

 

こだまさんは意外に思っていたようだけれど

シティーハンターの女性ファン票は

かなり海坊主に入ると思う。

リョウさんのもっこり(配慮表現Ver.)を

かいくぐった女性であれば、という条件付きになりますが。

 

スキンヘッドサングラス強面の男が

かわいいエプロンつけて喫茶店を営んでる

ギャップがたまらんのですよ……

あと女性が「苦手」だけど、「嫌い」なわけではない

というところがかなり大きい。

 

 

☆美樹

小山さんなのでますます貫禄が増している……

海坊主とは年の差カップルのはずなんですが

これはちょっと違う感が(汗)

 

個人的には年の差カップルは

押しかけ女房的なほうが好みです。

男性が乗り気なのはロリコンやべえと

思ってしまう。自分が年を取るとますますそう思う。

年上女性でもショタコンやべえ、となりますのでご安心を。

 

冴子さんや美樹さんを見ちゃうと

香さんって本当に素直で

「かわいい」女性なんだなーと思います。

 

 

☆亜衣

亜衣ちゃんよかった!これは当たりだった!!

ベテランどころかどこ聞いても大御所しかいない状態なので

本人が知らないところで事件に巻き込まれる

依頼者さん、というのはいい采配でしたね~。

 

もうひとりゲスト枠あったけど

あれもよかったな。やはりバランスだわ。

 

 

☆御国

最近聞いていた山ちゃんが

とっつぁんとかゾロリとかバットマンでしたので

ブラック山ちゃんを久々に聞いた気がします。

 

敵役なのはすぐにわかりますし

香さんへの口説き文句がやべえ……

失笑をこらえられない……という具合でしたので

あんまり面白いキャラクターではなかったなあ。

 

彼に関しては、それまでリョウさんに殺されてきた

無名の人々の集合体アバター的な感じで見ると

面白い演技だったと思います。

なんせ山ちゃん本人がパンフレットで言ってたし。

 

TVシリーズを支えてきた面々がいる、という安心感が

すばらしかったです。芳忠さんの見せ場もうちょい欲しかった。

 

 

☆キャッツアイ三姉妹

戸田恵子の第一声に本気でびびりました。

すごい……ちゃんと瞳さんだ……

他の皆さんがなんやかんやで

年齢上がった感じがどうしても出てしまうのに

瞳さんはあのまんまの瞳さんでした。どういうことなの。

 

30年間子ども向けアニメで主役やってる方って

本当に……すごい……すごすぎる……

この声を聞くためだけでも映画館に来る価値がある。

 

とはいえ30年コンテンツになってきたら

役者さんの継承策は考えてほしいところなのですが。

アンパンマンもドラゴンボールも

鶴さんの件があったからしばらくは厳しいかな。ううう。

 

玄田さんと小山さんが

ひれ伏してる図が面白いんですけれど

相手が戸田さんでは仕方あるまい……という

謎の納得感が上乗せされる。

 

衣装は初期のほうが好きなんだけど

まあ仕方ないかあー。初期のほうがばりばり泥棒してたので。

そして泪姉さん……藤田さん聞きたかったです……

やはり有名なのは一休さんなのでしょうけれど

私としては泪姉さんと広くんです。どっちもジャンプだね!

 

 

☆ゴジラ

登場するとは思っていなかったので

かなりびっくりした、東宝乗り気なのはいいことだ。

ちゃんと本名だったしねー!ヒロアカはちょっと残念だった。

 

まさか王様、破壊されちゃうの、どうしよう!!??からの

火を噴くのくだりやばい。巻き戻ししたくなった。

アニメのゴジラでは一番かっこいいショットかもしれない(え)

あれは映画館で何回でも見たい。

 

 

☆海小坊主

なんでペッパーくんがいるの?とか思ってました。

御国の会社製という話が出てきたので

スパイモードとか暴走モードとかで

大惨事になるのでは!?とか思っていたのですが

そんなことはなかった。ひねくれた大人ですまん。

 

博士が色々調整してくれて

これから活躍するキャラクターに成長すると嬉しいです。

 

 

☆☆☆

 

 

映画の感想は終了となりますので

ここから先はぶっちゃけ

来訪された方は読まなくてもいいところです。

 

「もっこり」を起点に

創作物でのセクハラ・エロ描写についての

個人の感想のお話を整理しようと思います。

つまり自分語りである。

 

ここは私が自分でお金を払って

用意している自分の場所なので

こういう文章ももっと放流しようと思っています。

 

一言でまとめてしまうと

私はエロ描写が嫌いなんじゃなくて

そこに行動・感情の主体が存在していないエロ描写が嫌いだし

主体がそこの存在していたとしても

ちゃんとバランスを考えてほしい、で終了してしまうのですがね。

 

……二言だった(汗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

原作は遠い昔に読んだっきりなので

香さんのハンマーの重要性が高まったのは

アニメ前かアニメ後かわからないのですが。

 

北条さんがリョウと香について

セクハラVSパワハラのような構図発言をしているのを見て

ちょっと気になりまして。

 

そもそも私の中でずっと存在している疑問があって

セクハラに対抗して発生した暴力って

パワハラなんでしょうか?

 

そしてそのパワハラは

セクハラと喧嘩両成敗になるような

性質のものなのでしょうか?

 

非暴力の精神ってすばらしいとは思いますが

私はそこまで人間できてないので

無理だなーと思いますし、理不尽に対して

「きよくただしくうつくしく」ふるまわねば

擁護してもらえないって、何かがおかしいとしか思えない。

 

「女性は基本的にすけべが嫌いだし、アニメにおいて

その描写を残すのであれば、制裁が加えられなくてはならない」

という柱を構築したこだまさんの在り方は

物語表現において、とても正しいと私は思っていますし。

このすけべが嫌いというのはあくまでも

一方的な「被害者」になるのが嫌い、という意味なのですしね。

 

北条さんはこのあたりの微妙なラインが

未だにわかってないのか?、というのは不思議です。

こだまさんは意図して調整できているので

この差は創作者の性差ではないとはっきり断言できる。

 

現実の女の子は、マンガの女の子と違って

100トンハンマーも繰り出せないし

スカート下に仕込んだナイフも投げられないし

そもそもぶんなぐりすら許されていない。

言葉で抗議することすら許されてないんですよ。

 

これが「現実」です。

 

実際、小学生くらいまではわりとスカートめくりをする男を

蹴り飛ばしたり椅子を投げたり机ひっくり返したりして

抗議していておりました。結局ターゲットが変わるだけで

あのバカどもは変わらなかったですがね。

いや、これ誇張ではないですよ……

 

そして怒られる・追いやられるのが私のほうなのが

理解できなかったし、気に入らなかった。

まあ椅子や机はなしかなあ、とは思うんだけど。

なんたって、学校の備品だし(そこかよ)。

 

ぶっちゃけ、血を見るけがをさせたこともあったけど……

でも悪いとは思わなかったのであやまらなかった。

最初に行動起こしてるのはあいつらなのに

なんで抵抗すると文句言われるんですか?

おかげで、大人も同年代の男も女も嫌いだった。

 

中学生くらいになると、笑い飛ばせない方向の

中二病(世界に絶望して人類滅亡を祈るほう)だったので

そういうこともしなくなりましたけど()

 

それにそういう抵抗ができるのも

スカートの下のパンツの下……が目当てではない

彼らにとっては「冗談」「からかい」のつもりの時だけのことであって

性暴力の標的にされた時は動けないですし。

 

だから動ける時には暴れていたとも言えますね。

私を加害する存在は誰であろうと許さない、という

思考がヒルダや梓さん寄りのこどもでしたので。

梓さんの餓鬼さんはぶっちゃけ私も契約してみたかったね。

肉塊にしたあと、ぽりぽり喰わせたかった。

そこまで酷い目に遭わなかったのは、正直幸運によるものでしかないし。

 

あのぞわっとする感覚については

子どもの頃に児童性的虐待の本を読んでいて見つけた

「何千年と虐げられてきた女性の遺伝子が残してきた危険信号」説が

わりとあてはまってるんじゃないかなあ、と思っています。

尊厳が浸食されていくあの感じ。まあ男性も共通だとは思うけど。

 

外見的にはじじばば受けするほよんとした顔立ちなのと

声が高音でしゃべりが間延びしているので

変質者に遭遇するのは多分小学生がピークだった気もする。

背が高いのはよかったなあ……

大きい子は獲物になりにくいとは思っているので。

 

あとかつての私は絶世の美少女だったし

今でも自分は自分のことを美人だと思っているという

(世間の評価は知らん。あと私の作品感想だと

クリーチャーは美人度認定が激増するのを見て察してください←)

自己肯定の揺るがなさもガードにはなっていたと思います。

幼い頃に出会えた物語の主体的な少女たちや

怪獣映画の巨大な生き物たちや両親に感謝である。

 

私はわりと大学でもやらかしていて

酒飲み自衛策をべらべらと女の子に伝授していたり

セクハラ発言に対してすぐに

気持ち悪いから死ねばいいのにとか返していたので

あんまり同年代男に狙われる自体にならなくて

本当に気楽であった……モラハラクソ野郎とかふつーにいたしな。

その程度ですんだのも運が良かったとも言える。

 

賃金関係が発生してくる会社では

ちょっとすりへったりもしたのですが

(まあ、飲み会で先輩女性のスカートめくりしてきた先輩男を

すかさずけっとばしたぐらいはやったけどな、さすがに)

転職したのでもう問題ないです。

 

話が脱線したと見せかけて脱線してはおりません。

現実の話をするからには

私の体験談を無視するわけにはいかないからです。

他の人の話をべらべらするの好きじゃないし。

 

そんなこんなで現実では結構不自由なのに

マンガでの物理的に強い女性たちを

パワハラと呼べるのが心底不思議ですし

そういう表現を採用することで広がる波紋は

作り手として気にならないのが普通なのかな。

 

エロ表現が多めに採用されている少年マンガにて

すけべの当事者が不在なのに

なぜか広がるすけべ空間表現が増えてしまったのは

個人的には残念なのですよね。

言い訳めいているように思う。

すけべをしたいなら堂々とすればいいのに。

それに対する反応は自由にさせてもらいますが。

 

あと別件で不思議なのは

創作を創作として全力で楽しむ感覚と

実際に現実であったらこう改善したいなと思う感覚は

両立するものではないのでしょうか?

創作上の人間たちは、尊厳を無視されていい存在だとは

私にはとうてい思えませんし。

それが正常だというのなら、私は異常な個体が似つかわしい。

 

小学5年生という年齢も相まって

すけべに主体的になれる女の子がちゃんといるという点で

私は『地獄先生ぬ~べ~』は好きな作品なのですが。

現実にいたら専門家のカウンセリング受けて欲しい……と

思っちゃうでしょうしね。

 

自分の身体を安売りしなくていいのだと、心配になる。

一番心配だったのは美樹ちゃんだったのですが。

妖怪バクの見せた夢はしゃれにならなかったし。

 

マンガ的には、ぬ~べ~の女の子たちが自分から肌を見せていて

それにのってくる男の子たちに対しては怒らないけど

風呂をのぞかれたりした時はちゃんとぶんなぐっている

というあのバランスは今でも安心要素だったりしますけれどね。

 

アニメ版『シティーハンター』の

リョウという主人公の「もっこり」表現は

監督が様々な配慮をしてくださっているから

演者が言い回しを工夫してくださっているから

成り立っているのであって

無条件に受け入れているわけではないし

現実の理不尽さを忘れているわけでもない。

そういうお話でした。