アニメ版『PLUTO』

 

Netflix作品(配信はこちら)。

 

ほぼ二十年前の作品をそのまま

アニメ化しているという点では

ツッコミどころがちょくちょくありますが

実写吹替向きのベテラン声優・俳優が揃っており

聴き応えはありましたね〜。

 

以下、感想です。

 

 

 

手塚初期作品は幼少期に一気に通過した関係で

なんで他人はみんなこんなに主人公たちに偏見まみれで

異なる属性を差別するんだろう???と不思議だったのですが

アトム誕生年から大分たっても「変わらない」のですよね。

 

イラク戦争がモチーフということもあり

さすがに古すぎる感があるのと

男性ばっかりぞろぞろ登場するアンバランスさは

あるのですが、ロボットの権利の話などは

未だに見応えがある(という世界を変える年齢である)。

 

多少のエピソードの入れ替えはあるものの

ほぼ単行本通りのアニメ化となっているので

展開が遅い…なかだるみする……のは

原作通りなんですよね!!

 

ということで原作は真ん中を

ちゃんと覚えていない読者なんですが←

この作品におけるアトムは金田くんなので

不在時はお話が進まないのであった~。

 

ウランちゃんの髪型、二十年前も

違和感あったけど、現代だとさらにすごいな……

くるんとしたショートそのままでよかったのでは。

エスパー少女設定も不思議ではあるし。

 

悪役側が生き生きしているのは

浦沢作品だからとも言える。

天馬博士のふるまいは戦後復興期でも

虐待なんだよ……

 

声優さんは全体的に満足しました。

エプシロンはもっと落ち着いた傾向の美声が

よかったんですけど← 彼は出番多いからな!

(ノース2号が山ちゃんなのもったいなさすぎる~)