新谷かおるの作品、全19巻。
バイクレースを扱った作品ということもあり
新谷作品ではこちらが一番好きです。
個人的にサンデー黄金時代ですな。
(うる星、タッチが二大巨頭の時)
以下、感想です。
初期に想定していた路線だと
荒くれ主人公とかわいい系ライバルだったはずが
コメディ主人公と美形ライバルに変化していくのが
ちょっと面白い~。わかりやすく沢渡派です!!
当時の世界最高峰ライダーの皆さんが
ぞろぞろ顔見せするどころか
日本バイク界の大物がメインを張っている
作風がかっこよいのだぜ~。
緋沙子さんは少年マンガどころか日本マンガ史上
最強のお母さんだと思っております。
稼ぐことと「お母さんも一人の女性」であることを
両立させるくだりは、自分の奥さんを見ていての発想だろうな……
女の子が脱ぐところがわりと多かったり
ちょくちょく酷い目に遭うのですが
(緋沙子さんが「助ける」担当なのはさすがであるが)
楽屋裏エピソードにて、監督が女優さんたちに
逆襲されているのは良き落としどころでした。
佐伯かよの『スマッシュ!メグ』と同時期連載だったようで
モブキャラとして単行本宣伝していたり
するのが楽しいんだよ~。役者さんも行きかってますよね。