立川恵の作品、全2巻。
立川作品は自主発表含め
(現在はnoteにて活動されています、リンクはこちら)
全部感想記事作る予定です。
影響受けた作家を「たった一人」選べと聞かれれば
悩むことなく選択する、魂のお師匠さん。
以下、感想です。
日本には大量にある『西遊記』題材の作品。
孫悟空の子孫である少女・チャキを軸に
三蔵法師に仕えた四妖怪の子孫たちが戦う
学園バトルコメディです。
立川さんはネームのリズムが最高で
コマからはみ出る構図がばんばん出ても
視線誘導が見事でめちゃくちゃ
読みやすいんですよ……!!
70年代後半からの少年サンデー作品が
お好きというのはとても納得する。
恋愛色薄い主人公ということもあり
かわいいバトルものに仕上がっておりました。
大技名とか擬音が漢字表記とかちょこちょこ楽しい。
ラスボスをあの人・あの造形とするのは
ひやっとする題材を「なかよし」掲載作品に仕上げるのが
初期からお上手なんだな~とぼんやりしてしまう。
作中コマのちょっとした台詞、単行本の描きおろし等でも
よみがなを振ってくれるマンガ家さんは
幼年読者をちゃんと意識している!好き!!と
なりがちですが、そのおひとりである。