『GODZILLA 怪獣惑星』

 

劇場で予告編が流れるように

三作目もそろそろ公開ですし

メモ書きを清書しなくては……

ということで、一気に公開。

 

なるべくその作品を見た時点での

感想にまとめるようにしています。

順番は映画一作目→小説一作目

→小説二作目→映画二作目です。

 

アニメーションの企画が発表された時には

結構楽しみにしておりました、日本の実写新作よりもな。

虚淵さんなら本格SF寄りゴジラは面白くできそうだな、と。

 

個人的にはゴジラシリーズはもうちょっと

自由度が上がるべきとは考えていて

初代ゴジラの存在を起点にループし続ける世界観とか

伊福部さんのテーマ原理主義とかは嫌いでしたので。

 

そんなこんなでアニメ化自体は歓迎していて

作画がポリゴンなのと(目がどうも滑る)

監督がコナンシリーズで良い印象がなかったのを心配。

てか脚本しかプラス要素なかった……?

 

出来については単品で評価しがたく

正直面白くなかったです。

ここで感想終えてもいいのですが

細かい部分を以下、述べていきます。

 

ちなみにゴジラシリーズは

『シン・ゴジラ』除き全て鑑賞しております。

シンゴジは監督の方向性と評価を見る限り

明らかに私向きではない、てか地雷案件なので

おそらく一生見ることはないでしょう(爆)

 

ゴジラファンの傾向としましては

昭和初期シリーズと機龍二部作が特に好きです。

リアルタイム直撃のはずのVSシリーズは

どちらかというと苦手、GMKは地雷(ここすごい重要!)

エメゴジはJPに寄ってる部分以外は好き。

ギャレゴジはドストライクすぎて旦那になりました。

画面に一目惚れして、台湾遠征した甲斐があった……

 

ついでに言うと怪獣作品としては

ぶっちゃけゴジラよりも

モスラ、ラドン推しだったりします。

ハリウッドの東宝スター映画、すごく楽しみ。

 

以下、ネタバレです。

 

 

 

あらすじなどは割愛。

いやあ、私ぶっちゃけ、アニメーションを数的には

全然見ない人間なのですけど……

(気に入った作品をエンドレスで見るタイプ)

 

ここまでキャラクターの

顔と名前が覚えられないアニメは初めて見た……

あまりにも頭に入ってこないので

声優さんと他作品キャラで覚えてしまった←

 

元々あそこのアニメーションスタジオの

映像が好きではないので

覚悟はしていたのですがひどかったぜ……

おかげで物語に入り込めないまま物語終了。

 

キャラクターとしましては。

一回目で主人公のハルオくんと

メフィストフェレスじゃない名前の

人はわかった。名前は櫻井さんで覚えてる。

 

物語が謎すぎたので同じ日に二回目鑑賞して

博士が追加された……という。

他のメンバーは役割の記号だけ鑑賞中に把握して

パンフレットなどを見返して

名前を覚えました……ちょっと切ない。

 

今Webで連載されているマンガ版は

絵の魅力では映画とどっこいどっこいですし

正直面白いとは言えないですけれど

キャラクターの過去回想をあれこれ入れて

補完している点は好きです。

 

映像についてはメカはよかったと思う。

肝心のゴジラが「木」属性という部分を差し置いても

他の怪獣動かせるのか……?というひどさでしたが。

加工も「木」には見えないですしね。

 

あと東宝はいい加減

デザインやサイズが違うゴジラの鳴き声の扱いを

真剣に考えるべきだと思う。同じはずがない。

円谷も含め、怪獣の鳴き声を単なる効果音として

他作品にも流通させてしまった罪は大きい。

権利の関係で加工不可なのかは知らないけど

一気にしらけるんですよね。オリジナルが浮かんじゃうから。

 

シンゴジが地雷なのはそのせいですし。

あんだけデザイン違うのに同じ声ってなんだそれ

絶対あの世界に既存ゴジラを知ってる人いるだろ……

夢オチなのかよ……と引きますわ。

逆にハリウッドゴジラが大好きなのは

鳴き声を誠実に扱っているからです。

 

キャラクターがわからないまま進行する話を

どう鑑賞すればいいのかという悩みは

聞こえてくるやたら小難しい台詞を

脳内で漢字変換していたら

ちょっと気にならなくなりました(それもどうなんだ)。

 

音楽と主題歌はよかったと思います。

作品の世界観に合っていたと思う。

服部さんのお仕事ぶりはさすがです。

 

あまりする話もないのですが

キャラクターの話に移ります。

 

 

☆ハルオ

ゴジラを絶対に駆逐してやる系主人公。

てか声優がいる関係で『進撃の巨人』が

ものすごくオーバーラップする……

 

冒頭・宮野さんの叫びすげーとは思いましたけど

地球を脱出するハルオくんから

始めるべきだったのでは?とか

他の人たちとの関係性が補完しまくらないとわからず

回想シーンやカットを入れてくれないと

彼の演説とか叫びが「伝わらない」なあ……

と首をかしげる羽目になりました。

 

そしてなんで「ハルオ」なんだろうね?

 

 

☆メトフィエス

メフィストフェレスじゃない人。

名前が覚えられない……櫻井さん、になってしまう。

 

作中で楽しそうにしていたせいか

キャラクターとしての印象は強いです。

てかこの人たちの種族は

キングギドラ星人なのではないかと……

 

ハルオくんがお気に入りなのが不思議。

子どもの頃から目をつけていたとか

そんななのかしらん。

 

 

☆マーティン博士

作中で楽しそうにしていたのと

ちょっとキャラデザ傾向が違うせいか

覚えられてうれしかった人。

 

最後まで生き延びてくれたらうれしい

作品の癒やし枠。

 

 

☆リーランド

へたれなエルヴィン団長……

最後の決断をするまでに至る過程とか

彼なりの葛藤があったでしょうに見えてこなくて

なんだか切なかったです。

 

 

☆アダム

きれいなエレン……

立体機動っぽいのありましたしね。

主人公と幼少期からみがあったとか

そういう展開がほしかったかもしれない。

 

 

☆ユウコ

紅一点なのをものすごく心配している

キャラクター、メタ視点のお話でね。

 

主人公の幼なじみ……でいいのかなあ。

でもこの生活だと全員が

幼なじみみたいなもんですよね。

ちょっと難しい……恋愛要素的には

ハルオ→ユウコは考えにくいけど

逆があるんでしょうかね。

 

 

☆ガルグ&ベルベ

……ものすごく困ったのが

この二人の区別がつかないということ……

声は違うはずなのですが

キャラクターの違いがわからないせいか

同じ声に聞こえる……なんてこったい。

 

どこからどう見ても

メカゴジラ星人なのが心配な人たち。

 

☆☆☆

 

他にもしっかりした声優さんたち

そろえているわりには

キャラクターがわからない……という

おいてけぼり状態に陥りました。

 

こちらは鑑賞中に役者の音声で

判別してるわけじゃないしなあ……演技を聞いてるので。

キャラクターで認識させてから

声優さんの名前に気づくこと多いですしね。

 

プレスコ方式についてですが

絵に魅力があるなら画面が広がっていくだろうけど

この作画ならアフレコ方式のほうが

よかったんじゃないのかなあ……と思いました。