『ぼくと仁義なきおじさん』第4巻

 

これにて完結!極道設定でなければな~という

心残りもありますが、良き作品でした!!

(昭和作品のヤクザものはちゃんとヤクザだし)

 

もっと読みたかったな~ぐらいで

終わるのが良いとの作者さん意見に賛成ですし

『ロマンティック・キラー』と違って

特定キャラの伏線が残されたまま、というのもなさそうですね。

 

以下、感想です。

 

 

 

勇飛くんとお母さんの「友だち」から始める件について

否定的な意見もわかるのですが

(長らく「お母さん」できなかった親が甘えている的な)

フィクションの中での歩み寄りとしては

アリだな~と思っております。

 

現実の「友だち」親子が

危なっかしい人々ぞろいなので

警戒してしまう、というのは

私も実感としてありますけどね~。

 

踏み出す勇気を持たなかった女性が

どんどん自分で設定した限界を超えていく姿は

心地よいものです。そして「お母さん」に復帰するのだ!!

 

ちびっこデートがいやし~、

大人組も進展しそう~というところで

爆弾が降ってきたのでした。

 

勇飛くん母子の、接触があまりにも少なく

どう関わればいいのかわからない関係に対し

蒼井さん父子の、過剰接触による

憎しみの連鎖をこう解決するのか~。

 

迷惑な親族は全員他界したということもあり

父親を見送って、過去をきちんと清算できた

ということで良いのでしょうね?

(「抜ける」の大変なのがマジモンの危ない界隈だが)

 

最終回の後の皆さんが

健やかで幸福でありますように!

そして勇飛くんたちの関係も進展するかな!?

(少年少女の幼少期の関係性で「家族」固まるのは

不気味とも言えますが、フィクションなので!)