『星の島のるるちゃん』

 

ふくやまけいこの作品、文庫版全2巻。

 

90年代「なかよし」掲載の

とってもかわいいSFである!

 

以下、感想です。

 

 

 

離島に主人公がやってきたことに始まる

いろんな「友だち」を巻き込んだ

ハートフルストーリーなのですが。

 

SFでよく見るアイテムが特に詳細説明もなく

じゃんじゃか出てくるので

コマを眺めるだけで楽しい!!

日常に溶け込んでいるのだな~。

 

「子ども」のキャラクター同士の

かけあいがすごくいいな~。

わりとあるあるというか王道!という

キャラデザ・性格にはなっておりますけれど。

 

島を長期離れている少女に模したロボット、

犬型の宇宙人、奇跡の鉱物を生成する恐竜、

アイテムにより体を保っている少女、などなど

舵取り間違えると一気にホラーになる属性も

明るく!楽しく!最後は絶対ハッピーエンド!に

まとめられるのも、作家さんの力ですね~。

 

子ども向け雑誌に載せる、SF・ファンタジーは

こうでなくては!!という良作です。