『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』

 

坂田靖子の作品、文庫版全2巻。

 

タイトルのマーガレットさんのように

軽やかに生きられたら

おばーちゃんになっても楽しいのだろうと

にこにこしながら読める作品です。

 

以下、感想です。

 

 

 

何事にも動じない、その土地に住まう

人々・生き物に「敬意」を払い

楽しむ心を持つマーガレットさんと

そのご主人の色々なおはなしです。

 

坂田さんの「軽やかな」作風のほうが

強く出てはいるのですが

時々格調高い描線で昔話が始まるので

油断できない……すばらしい!!

 

自然物含めた「いきもの」の描線が

本当に素敵なんだよな~。

犬のお話はどれも当たりだと思うのです。

互いに互いを幽霊だと思うのも良い。