『解体屋ゲン』

 

原作・星野茂樹、漫画・石井さだよしの作品、既刊102巻。

 

100巻キャンペーンで一気に購入後

ちまちま読み進めたのでした。

 

以下、感想です。

 

 

 

時事ネタ満載かつ、政治への異議を含め

センシティブだが必要な案件にも

どんどん踏み込んでいく作風で

すごくおもしろかった~!読み続けます!!

 

民主党が政権取っていた頃に入ってくると

読みやすさが増すのであった。震災ぐらいから

「社会」に生きていく人の話として

読み手側も実感がわいてくるな。

 

54巻にて、犬のぬいぐるみ~不整地踏破用ロボット~

災害救助犬装着アイテムという三変化をこなす

学習型AIという最強相棒が登場した件については

こちらも宣伝がんばろうという気分になります。

(セレクション買いますぞ)

 

連載期間は二十年越えているようだけど

キャラクターの年齢経過時間はどのぐらいだろう……

十年は経っていないような気がする。

 

見逃されている「不当」な行為に対し

反発し戦う主人公たちは大変かっこよい。

そしてその範囲が大きくなっていくのも素晴らしい。

 

女性のサービスシーンは多いのですが

ちゃんと肉のついた女の人の描き方なのと

(前線でばりばり働く女性たちにつき、体力があるのだ)

権利を主張する場面がたびたびあるので

好ましいよなあ……

 

男性認識での「コミュニケーション」としての

セクハラ行為が(特に序盤で)どさどさ出てくるのですが

一線を越える行為には男性間でも手厳しいのは好印象ですし

女性がしてもセクハラはセクハラですという話に広がっていくのでした。

(しかし「あの」商店街の炎上は、対応大変だったのではないか???)