『K2』

 

真船一雄の作品、既刊44巻。

 

全話一挙無料公開期間終わりましたので(?)

記事を作るのでした。二周はしてない。

 

新刊で入手できる単行本は

すべて確保したのですが

過去作含め古本で集めるかはちと考え中。

 

以下、感想です。

 

 

 

まさに昭和のバトル漫画の主人公さん!である

K=KAZUYAという偉大なる医者亡き後

その名を継いだお医者さんと仲間たちの医療作品です。

 

人類の発展と善性を信じる!という

ウルトラマンを題材にしても同じであった

作者さんの光の魂が大変まぶしい作品です。

(私は怪獣優先なので、彼らの扱いが不満だったけど!)

 

かつては〇〇であったが、今は違う、という

良いことにせよ悪いことにせよ変化を直視し

自分たちの糧となるよう引き寄せるという姿勢が

医学に限定されていないのがすばらしい。

 

たまに怪しいというか懐かしい価値観は出てくるのですが

最終的に選ぶのは「個人」である点がぶれないので

読後感はとてもさわやかです。取舵が難しい題材を

「現代作品」に毎回仕上げるのは、特殊技術なんだよなあ。

 

作中人物が年を取っていくことにより

同じ空間にとどまることなく進歩し続けるのを

見守るのが楽しい作品でもありますので

ゆっくり追いかけていけたら楽しいです。

 

「完結」を待つタイプのお話でないのもありがたいな!