『マタギ』

 

矢口高雄の作品。

作者にとって未完であった

『マタギ列伝』を語り直しした内容。

 

画力・構成は上達しているものの

ストーリーものとしては完結していないので

列伝のほうが読後はさわやかなんだよな~。

 

以下、感想です。

 

 

 

キャラクターが一緒なので

最初はちと混乱するのです。

 

ヒロインとの恋愛がこちらのバージョンでは

全然広がっていかない三四郎が面白いな……

前版の奥方である吹雪鬼さんを投入(?)しても

ダメなのでちょっとすごい。

 

矢口さんの描く野生動物は

筋肉と毛皮のバランスが最高なのである!

ニホンオオカミのお話で恐竜出てきたのは

どういう経緯だったのか教えてほしいです。

 

しかし『シートン動物記』で読んだな???という

エピソードが出てくるのは

なぜだろう……白土版の発表はいつでしたっけ?