文月今日子の作品。
表題作全5話に短編1作収録。
恋愛ものが情緒的だな~。
以下、感想です。
★「笑って!姫子」
おてんばな主人公・姫子ちゃんと
にぎやかな一家を軸としたコメディ。
姫子ちゃんと、双子の優しい王三郎くんの
コンビがどんぴしゃに好みにつき
ボーイフレンドとかガールフレンドとか
邪魔じゃ……という感想にならざるを得ない。
現実的な「大人」の恋愛ものを
必ず持ってくる作家さんではありますが
女優の母と優柔不断な父の取り合わせは
子ども視点からでは思うところがあるんだろうぜえ。
★「マリーネの真珠」
切ない雰囲気でずっと続くので
ハッピーエンドになってくれて
よかったですね~。少年少女に幸あれ!
お前さん、実の父親だな!?という
悪いほうのあしながおじさんが登場するので
ちゃんと和解できていればもっとよかったですね。