新谷かおるの作品、全5巻。
公爵令嬢となった成長後クリスティの
事件簿です。オリジナル事件が続くので
いくらでもふくらんだでしょうが
手堅くまとめたかな~。
以下、感想です。
あの方こと、モリアーティ教授がやっと登場。
おかげでホームズさんとワトソンさんの
出番が……減るぜ!まあこの方の相手するには
フィクションこどもでも難しいのでなあ。
戦うメイドさんたちは新メンバーとなりましたが
ちょっとフィクションに傾きすぎかもしれん。
アンヌマリーが商売お母さんになってるのすばらしい。
社交界デビューした我らがクリスティ嬢が
ちゃんとコルセットに文句を言うお嬢さんで
みんな安心である。
クリスティの求める結婚相手の条件が
現代でも重要事項なんですよね~。
・行動の自由を束縛しない
・個性を大切にしてくれる
・家柄や階級では無く相手を愛して対等に接してくれる
・尊敬できる
子孫のお名前からして、読者には
未来の配偶者は彼ですね!?とバレバレなのですが
実際に結婚するまでにちゃんと衝突しているのも
大変よかったのです。