真船一雄の作品、全16巻。
『K2』が面白かったので
この作家さんの描く「ウルトラマン」は
どんな光に満ちたお話なんだろう?と読みました。
面白かったんですけど、やはり私は
正しくなくとも、怪獣=生き物視線を
入れてほしいほうの特撮好きなんだな。
人型に興味ないので宇宙人はどっちでもいい(爆)
以下、感想です。
基本的にオムニバスなのですが
冒頭から最終決戦までを読み終えると
柱としての主役はゾフィー、と言えるかも。
ウルトラ戦士たちが地球に来るはるか昔の
大いなる戦いの物語とはなりますが
テレビシリーズの要素がふんだんに織り込まれてます。
作者さん、黎明期からウルトラの光を浴びているなら
マン~セブン~帰ってきたあたり
お好きだよね…そうだねえ……!!という
魅せ方は大変わかりやすかったです。
古の物語ということでもうどうしようもないのですが
初見からいかにも死にそうなデザイン・言動の
昭和ヒロインがぞろぞろ出てくる!!ところが辛かった。
未来の話のほうがウルトラ女性陣は輝けそうなのである。
あとこれはもう全部別個体だから慣れろという話ですが
私は登場した新ピグモンが一度も死なない世界が見たいです……
みんなあの「小さな英雄」大好きなの、知ってるけどさあ!!
(直近のウルトラエピソード人気投票でも2位だしね)
助けてくれる謎の生き物や異星人たちの輪の中にも
怪獣たちを…入れてくれよ――!!と叫んでしまうので
(身が変貌して悲しむ個体は登場する)
(守護獣担当のおいしい個体も登場する)
後継作品となるポケモンシリーズになじんでしまうんだなあ。
あれどんなにこわい種類・設定持ちの子でも
自分がマスターになってしまえば
単なるかわいい子にしかならん、にて統一されてるの
かなりすごいと思うんだ。