2021年の作品。
プロモーション対象が「普通の人」
特化だったため炎上しておりましたが
引っかかる部分と印象に残る部分のバランスが
ちょっと不思議な作品でした。
作中描写からして発達障害持ち(チック症?)かと
推測される二宮くんの描かれ方は
一見の価値ありと思いました。
しかし花江さんあちこちに出てるな~。
以下、感想です。
母親と共に東北のとある港町に流れ着いた
世の中から距離を置いて思考しがちだが
ちゃんと「子ども」である主人公が
「大人」へと成長していく物語。
ただその「大人」の要素のひとつとして
生理を持ってくるのは昭和かな……と思うけど。
作りはべっぴんだが、明らかに栄養失調ぎみな
お嬢さんなので、母視点ではめでたいのかな?
主人公のお嬢さんと母親である「肉子ちゃん」が
全然似ていないため、実の母親は故人では?と
一瞬考えるものの、肉子ちゃんの恋愛遍歴からして
父親そっくりさんの可能性も捨てきれんな~と見ていたら
実の母親は赤子から逃げました、が明かされてびっくりだぜ。
しかし小学校高学年女子あるあるな
女子グループのあれこれは
令和でも健在なのかしらん……
少なくとも四半世紀前は残っていたが。
主人公と対立するマリアちゃんも
おうちが立派すぎる、お名前などからして
まあ苦労はあるんだろう……というお嬢さんなので
色々あって和解できたのは良かったのだろう。