『白蛇:縁起』

 

中米共同制作作品、2019年公開。

お金をかけまくったぜ!という3DCGにて

アジア圏大陸美女がバトルする画面は美麗ですね~。

 

上映時間に対し要素詰め込みまくったテンポの速さを備えた

既視感の塊という名のお約束特盛り作品につき

まあまあ面白いとは思うんだけど今ひとつ乗り切れないのは

なぜなんだ???と二回連続で鑑賞したのですが

(専門用語が一回では聞きとれなかったのもある)。

 

ヒルダが死んだと思ったチロの慟哭を知っている個体のため

力を持たない人外を物語に巻き込むなら

現世で絶対にハッピーエンドするべし、という

ぶっちゃけはらまきの扱いが気に入らん、というところに着地した(なげえ)

 

以下、感想です。

 

 

 

片方妖怪さんとはいえ、成人男女の

がっつり恋愛ものにつき

もちろんPG12以上だよな、という

表現は組み込まれておりました。

 

アメリカ参加とはいえ関わっているスタジオは

ワーナーなので、こんなに『タイタニック』っぽくて

大丈夫なのか?と首はかしげる。

 

お狐お姉さんの露出した美脚はすばらしいのだが

勝手にさわんじゃねえ!の足蹴りとか

強いメスはよい、の代表格であったなあ。

すけべえと制裁はセットでやらんとのう。

 

道士さんのお顔とか正直庶民目線からすれば

「醜い」とまで言われるほどのあざではないのだが

大陸の美醜基準はまあ大変なので……

 

スローモーションを交えたアクション表現の

良さがぜんぜんわからんので

そのへんは動かしてるな~という感想しか出ないのですが

最終的に大怪獣バトルになる絵面は面白かったです。

 

さすがに大陸の修行積んだ蛇さんなだけはあり

龍と見まがうほどのべっぴん蛇さんであったな~。

 

以下、はらまきの愚痴を延々つづるので空けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

そういえば杉田さんの配役が

犬であったな、というのは見ているうちに

思い出したんですけれど。

 

いくら低音ユーモアボイスの人間語しゃべるとはいえ

普通にびびりのわんこにしか見えない子が

あんなに苦労する見返りは!あったんですかね!!

再会パートにもいないんですけど!!??

エンドロール始まった時の第一声でありますぞ~。

 

完全に戦いに巻き込まれ型のマスコットにつき

全体的にひっでー目に遭っているのですが

(青さんが虐待してるのは私情からして仕方なかろうが)

被害を受けること自体ではなく、世話人である男の優先順位が

得体のしれない女>>>>>ずっといた犬になっているため

不愉快度の蓄積がえらいことになっていくんだよな……

 

ディズニーのバトルものは、主役とマスコット動物は「共同体」につき

身を挺してかばったり、別行動で重要作戦を任せるといった描写が

ちゃんと組み込まれているので、ひっでー目に遭っていても

そこに不満はないのだけれど。

 

あの後のはらまきはおばあちゃんが

世話したんですかね……

力のない妖怪わんこだし(ポチタが近いのか???)

大事にしてくれる「人間」と暮らしていくしか

身を守る方法がないのだけれどね。