世の中の指す「ガンダム」の意味合いがわからんので()
とりあえず話数的に見やすいOVAシリーズから再視聴。
90年代アニメのキャラデザ・カラー・背景処理・役者の
マイホーム感はすばらしいぜ~。
以下、感想です。
丁寧に描写される兵器としてのMS画面が評価される一方
主に主人公キャラに非難が集まりやすいシナリオ進行ですが
「若者はバカ者」を突っ走ってなんぼという点では
逆に喝采をあげたくなってくる作品です。
私はフィクションのめんどくさい男は嫌いなので←
この作品であればギニアスさんあたりが相当しますが
彼が爆発させた幼い頃からの鬱屈に対し
《母の喪失を埋めるべく、ゆりかごが欲しかった》と評する
妹のアイナさんはすごい人だ(しかしキャラの組み立てがどこぞの一家だな)。
シローの出身がサイド2とわかる場面にて
視聴者にはピンとくるバックボーンでありますが
当人が悲惨さを抱えていない(スタッフにも嫌われていたよ!)
ように見えるとはいえ、まわりの命を重視するのに対し
自分の命を軽視している行動ぶりは十分悲惨でしょう。
恋愛によってそこが変化するのは、私は好ましいかな。
ガンダムシリーズに限らず
回線オープン状態にて会話が筒抜けは
サンライズ伝統とも言えますが
公開イチャイチャを披露する回数が
ずば抜けているので、結構笑ってしまう。
意中の女性と「添い遂げる!!」はなかなか言えないぜ
すげーよ、シローさん……
アイナさんとノリスさんの関係性大好き個体には
哀しい場面ではありましたけど。
色々追いつめられた人が本音をぶつける
場面があちこちで見られるので(ミケルくんはいいね!)
関係性がどんどん変化していくのが好き派には
楽しい作劇でしたね~。
しかし一年戦争からの年表を知っていると
この人たちの数年後は果たして……と
色々考えてしまうんだよな~。