『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』

 

世の中の指す「ガンダム」の意味合いがわからんので()

とりあえず話数的に見やすいOVAシリーズから再視聴。

 

90年代アニメのキャラデザ・カラー・背景処理・役者の

マイホーム感はすばらしいぜ~。

 

以下、感想です。

 

 

 

丁寧に描写される兵器としてのMS画面が評価される一方

主に主人公キャラに非難が集まりやすいシナリオ進行ですが

「若者はバカ者」を突っ走ってなんぼという点では

逆に喝采をあげたくなってくる作品です。

私はフィクションのめんどくさい男は嫌いなので←

 

この作品であればギニアスさんあたりが相当しますが

彼が爆発させた幼い頃からの鬱屈に対し

《母の喪失を埋めるべく、ゆりかごが欲しかった》と評する

妹のアイナさんはすごい人だ(しかしキャラの組み立てがどこぞの一家だな)。

 

シローの出身がサイド2とわかる場面にて

視聴者にはピンとくるバックボーンでありますが

当人が悲惨さを抱えていない(スタッフにも嫌われていたよ!)

ように見えるとはいえ、まわりの命を重視するのに対し

自分の命を軽視している行動ぶりは十分悲惨でしょう。

恋愛によってそこが変化するのは、私は好ましいかな。

 

ガンダムシリーズに限らず

回線オープン状態にて会話が筒抜けは

サンライズ伝統とも言えますが

公開イチャイチャを披露する回数が

ずば抜けているので、結構笑ってしまう。

 

意中の女性と「添い遂げる!!」はなかなか言えないぜ

すげーよ、シローさん……

アイナさんとノリスさんの関係性大好き個体には

哀しい場面ではありましたけど。

 

色々追いつめられた人が本音をぶつける

場面があちこちで見られるので(ミケルくんはいいね!)

関係性がどんどん変化していくのが好き派には

楽しい作劇でしたね~。

 

しかし一年戦争からの年表を知っていると

この人たちの数年後は果たして……と

色々考えてしまうんだよな~。