原作・夢枕獏、作画、谷口ジローの作品を
フランスにてアニメーション映画化。
予告編で背景美術の美しさに驚きましたが
全体的に静謐な動きでまとめられた
アニメーションでよかったな〜。
以下、感想です。
長い長い原作をばっさりカットして
やがて山に惹かれていく観測者の男と
山に挑み続ける挑戦者の男との
物語にしぼっていたのがよかったですね。
キャラクターデザインは海外から見た日本人ですが
前世紀の日本背景描写がとても丁寧に合っていたので
さほど気にならなかったです。
エベレストに挑むくだりから
背景の神々しさが、一気に上がりまして
その場にいたら死にそうな天候・環境の変化も
美しいな〜と見入ってしまいました。
こちらの集中も持たないので
個人的には90分という長さもよかったです。
声優さんたちの抑制された芝居が
どれもよかったな〜、実写寄りのお芝居もいいよね!