劇場版『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』

 

ORIGINの名前が入っておりませんが

スタッフ編成からしてORIGIN版枠で

いいんだろうな。

 

元々のお話がTVアニメ版1話分しかないため

要素盛々にしていくしかないのですが

わりとキャストを揃えてくれて楽しかったです。

マ・クベが出れば満足するだけとも言う←

 

全体的に変なテンポの映画であったな……

 

以下、感想です。

 

 

 

たった一匹で21人分のミルクをまかなえる謎のヤギさんや

農業経験者なのですかい?というドアンさんの

専業農家ぶり(ご飯の食材は明らかに豪華でしたもんね)は

ツッコミを待っているんだろうか!?という具合だったので

後にホワイトベーストリオが合流することを考慮しても

子どもは7人までがよかったですね。

 

カーラちゃんが明らかに保護者に恋する子どもモードのため

マルコスくんがんばれ……と勝手に応援してしまう()

島の交流パートにて、農作業はへっぴり腰だけど

機械関係に強いアムロくんに満足しました。

でもドアンさん、年長者には灯台はまずいと伝えときなよ……

 

カツ・レツ・キッカ(とハロ)の

ハンストパートは良かったですね〜。

デモ行為は大事なのだ!

フラウが泣き虫モード多めなのは気になるけど。

 

元のエピソードで捨てられるザクは

昔から謎でしたが、今回も捨てるんだね……

一応かつての所属部隊は全滅したことになるので

原作よりはちょっとましな流れになっているのか?

 

時間軸をいじっている関係で

ホワイトベースクルーの皆さんの

ちょっとしたやり取りは楽しく仕上がってたなあ。

 

何よりも、セイラさんの無礼者に対する

手の早さが健在ですばらしいのです。

単語足せばいいってもんでもないしねえ!!

 

隠し倉庫内での戦闘パートにつきましては

多分ビームかミサイルで首飛ばすよりかは足踏みのほうが

決定的画面を隠す流れが自然とスタッフ判断したのでしょうが

殺害に躊躇するアムロくんはどっちでもいけるので

首が飛ぶほうがよかったなあ、潰すと掃除が!大変なので!!

 

☆☆☆

 

悪夢という形で挟み込まれてましたが

いわゆる毒親問題についても

初代主人公であるアムロくんは

かなり踏み込まれているんだよな〜。

彼は親を捨てられる子なので偉い、でも傷つく。

 

母親も父親も酷いんだわさー。

手放した母親が、自衛行動を取った子どもに対し

荒んだなど情けないなど非難する資格はないし

己を放置している父親が、最優先している機体のため

ガンダムにはちょっと引っかかりもあるでしょうしね。

 

ORIGIN版だと、ガンダムが選んだっぽい描写が

ちょっとあるので、原作よりは

歩み寄れそうな「兵器」ではありますけど。